航空会社は、空港や飛行機を快適に利用できるように心配りを行っていますが、
特に、常連・得意客向けには上級会員資格(フリークエントフライヤープログラム)を付与して、
優先空席待ち、座席のアップグレード、優先チェックイン、優先搭乗、手荷物の優先取り扱い、専用ラウンジの利用など、
様々な優先サービスを提供しています。
ANAやJALでこの上級会員資格を得るには1年間で50万円~、多いと100万円ほど航空券を購入する必要があり、
一般的に飛行機に乗らない人にとってハードルは高い状況ですが、
アメリカの航空会社「デルタ航空」の上級会員資格は、日本発行のアメックス提携クレジットカードを発行すれば獲得できます。
「デルタ スカイマイル・アメックスゴールド」を発行すると、初年度から上級会員資格(ゴールドメダリオン)が付与されます。
さらに、日常の決済をシフトして年間150万円以上使っていれば、翌年以降も上級会員資格を継続できるので、
飛行機に何回も搭乗しなくても上級会員でい続けることが可能です。コストも圧倒的に抑えられます。
ANAの上級会員
ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンド
対象のANAカードを保有
飛行機搭乗により条件を満たし、一度プラチナ以上の会員になればスーパーフライヤーズカード(SFC)が発行でき、その後も上級会員維持
JALの上級会員
ダイヤモンド、プレミア、サファイヤ、クリスタル
対象のJALカードを保有
飛行機搭乗により条件を満たし、一度サファイヤ以上の会員になればJGCに入会でき、その後も上級会員維持
デルタ航空の上級会員
シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンド
デルタアメックスゴールドを保有
年間150万円以上使えばゴールドメダリオン付与
飛行機搭乗の条件なくゴールドメダリオンが付与されるのは、日本発行のデルタアメックスゴールドだけです。
デルタ航空が日本をマーケティング上重要な国に位置付けているために、このような特権が付与されています。
(本国アメリカで発行されるデルタアメックスには、このような措置はありません。)
この記事では、実質的に年会費の負担だけで上級会員資格ゴールドメダリオンを獲得できるデルタアメックスゴールドカードについて、
キャンペーンや特典の内容をご紹介します。ツアーなどでデルタ航空、スカイチームを利用する時でもメリットがありますのでご覧ください。
デルタアメックスゴールドの入会キャンペーン
デルタアメックスゴールドは、デルタ航空がアメリカンエクスプレスと提携して発行するアメックスのゴールドカードになります。
デルタスカイマイルには有効期限がありませんので、獲得したマイルが失効する心配なくマイルを貯めることができます。
それでは、デルタアメックスゴールドのキャンペーンについて解説していきます。
現在実施されている入会キャンペーンは
- アメックスの公式キャンペーン
- アメックスの紹介プログラム
の2種類です。
アメックス公式キャンペーン
まずはアメックスの公式キャンペーンをチェックします。
公式キャンペーンはポイントサイトと併用できますが中身を比べて判断した方がいいでしょう。
最大獲得マイルは、33,000マイルになりますが、半年以内のビジネスクラス(「デルタ・ワン」「デルタ・ワンスイート」)搭乗が条件になっています。
キャンペーン内容 | 獲得できる特典 |
新規入会 | 8,000マイル |
6か月以内の初回搭乗 | ビジネス:25,000マイル エコノミー:10,000マイル |
初年度特典 | ゴールドメダリオン付与 |
150万円以上の利用 | 翌年度ゴールドメダリオン付与 |
100万円以上の利用 | 翌年度シルバーメダリオン付与 |
合計 | ビジネス:33,000マイル エコノミー:18,000マイル |
有償で航空券を購入する必要があるので、最大マイル獲得のハードルは高いです。
エコノミー含めて、搭乗の予定がある場合に活用する方がいいでしょう。
ポイントサイト
デルタアメックスゴールドはポイントサイトに掲載されていることがあります。
ただ還元水準は高くなく、現在ではモッピーで2,000Pとなっています。
「モッピー」の新規登録を本サイトからの紹介で行うと、
入会の翌々月末までに5,000P以上の広告利用で2,000ポイント上乗せしてポイントをもらえます。
登録無料!モッピーの登録はこちらからからどうぞ!
アプリ版は、アプリをインストールした後、紹介コードを入力頂くと特典対象になります。
紹介プログラム(ネットリンク)
最後は紹介プログラムです。アメックス会員からの紹介経由でデルタアメックスゴールドを申し込むと、最大16,000マイル獲得できます。
場合は、公式だと8,000マイルだけですので、紹介プログラムを経由した方が獲得マイルが多くなります。
キャンペーン内容 | 獲得できる特典 |
新規入会 | 8,000マイル |
3ヵ月以内に30万円利用 | 5,000マイル |
30万円利用の通常マイル | 3,000マイル |
初年度特典 | ゴールドメダリオン付与 |
150万円以上の利用 | 翌年度ゴールドメダリオン付与 |
100万円以上の利用 | 翌年度シルバーメダリオン付与 |
合計 | 16,000マイル |
カード紹介プログラムのご利用方法
などの場合は、本サイトからもご紹介が可能です。
本サイトはアメックス紹介プログラム規約に沿った方法でご紹介を行っています。
紹介プログラム経由の申し込みには専用の申し込みリンクを発行、お送りする必要がありますので、
下記のリクエストフォームにお名前、メールアドレスを入力いただきお知らせください。
キャンペーン情報の一覧
お得な申し込みキャンペーンを一覧にまとめました。有利になるキャンペーンを使いましょう。
半年以内にデルタ航空を利用する予定がある場合
公式キャンペーン(18,000~33,000マイル) + ポイントサイト 最大4,000P
半年以内にデルタ航空を利用しない場合、公式キャンペーンの最大獲得マイルは8,000マイルになります。
1年以内にスカイチーム加盟の航空会社を利用する予定がある場合
紹介プログラム 最大16,000マイル
紹介プログラムは、デルタ航空を利用しなくても最大16,000マイル獲得できるので、その場合は公式キャンペーンよりお得になります。
また、デルタ航空が加盟する航空会社アライアンス「スカイチーム」加盟の海外航空会社(大韓航空など)を利用する場合、
初年度の「ゴールドメダリオン=スカイチームのエリート・プラス」の特典を活用できるので紹介プログラムを利用して発行した方がいいです。
主なスカイチームメンバー
エールフランス(フランス)、ITAエアウェイズ(イタリア)、ヴァージン・アトランティック航空(イギリス)、ガルーダインドネシア(インドネシア)、ベトナム航空(ベトナム)、大韓航空(韓国)、チャイナエアライン(台湾)、中国東方航空(中国)、厦門航空(中国)など
両方とも当てはまらない場合 → 旅行の予定が立ったら発行で問題なし
デルタアメックスゴールド | 公式キャンペーン | ポイントサイト経由 | 紹介プログラム経由 |
入会ボーナスマイル | 8,000マイル | 8,000マイル | 8,000マイル |
入会3ヵ月以内に30万円利用 | - | - | 5,000マイル |
カード利用通常ポイント | - | - | 3,000マイル |
初回フライトボーナス | ビジネス:25,000マイル エコノミー:10,000マイル | ビジネス:25,000マイル エコノミー:10,000マイル | - |
個別特典 | ー | 1,000P(※新規入会の場合、最大合計3,000P) | ー |
合計 | ビジネス:33,000マイル エコノミー:18,000マイル | ビジネス:33,000マイル エコノミー:18,000マイル ポイントサイト:最大4,000P | 16,000マイル |
ポイントサイトと紹介プログラムは併用不可です。
マイルは条件をクリアするとすぐに付与されるので、何か月も待つ必要はありません。
もしよろしければ本サイトの紹介プログラムをご活用ください。
紹介プログラム利用時のFAQ
リクエストフォームでは、ご紹介用のURLをお送りするために、
メールアドレスとお名前をお聞きしますが、それ以上の情報(住所や職業など)は必要ありません。
申し込みは、紹介リンクを通じて、申し込む方がアメックスカードとの間で直接行うので、
紹介する側の本サイトには、申し込み者の情報や申し込み審査などの結果が伝わらないようになっていますので、ご安心ください。
既にデルタアメックス、デルタアメックスゴールドを持っていたり、
過去「デルタアメックス、デルタアメックスゴールド」を発行している場合はキャンペーン対象外です。
他のアメックス(アメックスグリーン、ゴールド、プラチナ、その他アメックスなど)であれば、
過去に発行していてもキャンペーン対象になります。
デルタアメックスゴールドのスペック
デルタアメックスゴールドは、アメックスのゴールドカードなのでスペックは高いです。
年会費は28,600円ですが、家族カードが1枚無料になったので、夫婦で持つ場合、1枚当たり14,300円になります。
項目 | デルタアメックスゴールド |
年会費(税込み) | 28,600円 |
家族カード年会費(税込み) | 1枚目:無料 2枚目~:13,200円 |
ポイント還元率 | 1.0%(100円=1デルタスカイマイル) |
デルタ航空利用時の還元率 | 3.0% |
海外利用ボーナス | 1.5倍のマイル付与 |
継続特典 | 3,000マイル |
国内旅行保険 ※死亡・後遺障害(家族特約) | 最高5,000万円(最高1,000万円) |
海外旅行保険(家族特約) | 本会員:最高1億円 家族会員:最高5,000万円 (最高1,000万円) |
ショッピングプロテクション | 最高500万円(免責10,000円) |
オンラインプロテクション | ○ |
キャンセルプロテクション | ○ |
リターンプロテクション | ○ |
スマートフォンプロテクション | ○ |
航空便遅延費用補償(海外旅行時) | ○ |
手荷物無料宅配サービス(海外旅行時) | 帰国時、スーツケース1個宅配無料 |
スカイチームラウンジ | ○(同伴者1名無料) |
海外旅行時サポート | オーバーシーズアシスト |
デルタアメックスゴールドは「本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」で届きます。
郵便局に取りに行く必要があるので、本人確認書類をお忘れなく。
なお、基本還元率は1.0%ですが、マイル付与対象外の店舗や、還元率が半減(0.5%)になる先もありますので、
マイル付与に関するアメックスのHPも合わせてご覧ください。
ゴールドメダリオンの付与
デルタアメックスゴールドを申し込むと、初年度は無条件で上級会員資格のゴールドメダリオンが付与され、
2年目以降は、前年度に150万円以上の利用で資格を維持できます。ただし、本会員のみが対象になります。
また、ゴールドメダリオンはデルタアメックスゴールドの特典のため、デルタアメックス(一般カード)だと150万円利用しても付与されません。
ゴールドメダリオンは4つある上級会員資格のうち下から2番目ですが、以下の特典が利用できます。
ゴールドメダリオンの主な特典
デルタ・スカイクラブ(デルタ航空のラウンジ)の利用 ※日本発行カードのみの特権
座席をプレエコ座席の「コンフォートプラス」に無償アップグレード(ゴールドメダリオンデスク(0570-077-733)にリクエスト必要)
プリファードシート(前方、非常口付近)の選択が無料
預け荷物料金が1つまで無料
<スカイ・プライオリティ>
- 優先カウンターでチェックイン
- 優先カウンターで手荷物預かり
- 優先レーンで手荷物検査
- 優先搭乗
- 優先手荷物返却
- スカイラウンジ(各国のスカイチーム加盟航空会社ラウンジ)の利用
さらに、ゴールドメダリオンはデルタ航空の上級会員資格というだけでなく、
同時に得られるスカイチームの「エリート・プラス」資格でもあるので、
スカイチーム加盟の航空会社であれば「スカイ・プライオリティ」の待遇を受けることができてしまいます。
ANAやJALで獲得した上級会員資格を他のアライアンス加盟航空会社で使えるように、
デルタ航空の上級会員資格も他の加盟航空会社で使えるので、ツアーを申し込む際には航空会社にも注目してみて下さい。
エリート・プラスの価値
- スカイチーム「エリート・プラス」は、ワンワールドの「サファイヤ」、スターアライアンスの「ゴールド」と同等
- 例えば、大韓航空(韓国)やチャイナエアライン(台湾)利用、バリのツアー等でガルーダ・インドネシア航空利用の際に恩恵
このゴールドメダリオン、簡単にもらえると価値を感じにくいかもしれませんが、取得しようとすると結構大変です。
1年間で東京-ハワイで7往復ほど必要になり、ハイシーズンを避けても有償だと8万円~かかってくるので、
56万円~の航空券購入が必要になる上級会員資格です。それがカード保有だけでもらえるので、お得でしかないです。
メダリオンランク | 獲得条件 | 1年間のアクション(例) |
シルバー | 25,000MQM or 30MQS | 25,000マイル分の飛行、ハワイ4往復 |
ゴールド | 50,000MQM or 60MQS | 50,000マイル分の飛行、ハワイ7往復 |
プラチナ | 75,000MQM or 100MQS | 75,000マイル分の飛行、ハワイ11往復 |
ダイヤモンド | 125,000MQM or 140MQ | 125,000マイル分の飛行、ハワイ18往復 |
2024年1月以降のメダリオン資格獲得条件が変更に
デルタ航空はメダリオン資格の獲得条件を変更することを発表しています。
2024年1月1日以降は、資格取得の必要条件がデルタ航空の利用代金でカウントするMQDsのみになり、
飛行機搭乗が必要な資格取得必要マイル(MQMs)、資格取得必要区間(MQSs)の達成は必要なくなります。
これまで貯めたMQMsのうち、2024年に繰り越しができるMQMsは、MQDかマイル、両方の組み合わせの中から好きなものを選んで移行することになります。
2024年以降のメダリオン資格獲得の金額条件は、というと、
シルバー:6,000MQDs(カード利用だけだと600万円必要)
ゴールド:12,000MQDs(カード利用だけだと1,200万円必要)
プラチナ:18,000MQDs(カード利用だけだと1,800万円必要)
ダイヤモンド:35,000MQDs(カード利用だけだと3,500万円必要)
となっています。MQDsの獲得状況はアプリにトラッカーが表示され、把握できるようになるとのことです。
MQDsを獲得するには、これまで通りデルタ航空に関連するサービスを利用する必要があります。
フライトや関連サービスなどでデルタ航空に直接支払う金額は、$1=1MQDsの獲得になりますが、
日本発行のデルタスカイマイル提携カードは1,000円で1MQDs獲得なので、フライトやデルタ航空関連の旅行サービス利用に比べると効率は悪くなります。
また、フライトでも一番安い「ベーシックエコノミー」座席だとMQDsは獲得できないのでご注意ください。
フライト、提携カード利用、フライト以外のサービスの利用になりますが、
各サービスの具体的な内容は、スカイマイルの貯め方をまとめた関連記事をご覧下さい。
空港ラウンジ
デルタアメックスゴールドにはプライオリティ・パスが付帯しませんが、空港ラウンジには不自由しません。
空港ラウンジについては、国内、海外、それぞれどのラウンジが利用できるのか解説します。
国内の空港ラウンジ
エリア別にまとめています。主要な空港のラウンジは利用できるので心配いりません。
北海道~東北
空港 | ラウンジ |
新千歳空港 | スーパーラウンジ ノースラウンジ |
函館空港 | 国内線ビジネスラウンジ |
青森空港 | エアポートラウンジ |
秋田空港 | ラウンジロイヤルスカイ |
仙台国際空港 | ビジネスラウンジ EAST SIDE |
甲信越
空港 | ラウンジ |
小松空港 | スカイラウンジ白山 |
新潟空港 | エアリウムラウンジ |
富山空港 | らいちょう |
関東~中部
空港 | ラウンジ |
成田空港(第1ターミナル) | IASS EXECUTIVE LOUNGE 1(P.P.対応) |
成田空港(第2ターミナル) | IASS EXECUTIVE LOUNGE 2(P.P.対応) |
羽田空港(第1ターミナル) | POWER LOUNGE NORTH POWER LOUNGE CENTRAL POWER LOUNGE SOUTH |
羽田空港(第2ターミナル) | POWER LOUNGE NORTH POWER LOUNGE CENTRAL エアポートラウンジ(南) |
羽田空港(第3ターミナル) | Sky Lounge |
中部国際空港(セントレア) | プレミアムラウンジセントレア プレミアムラウンジセントレア2 |
※ 富士山静岡空港の「YOUR LOUNGE」はアメックス対象外
関西~四国
空港 | ラウンジ |
関西国際空港 | 六甲 アネックス六甲 金剛 |
伊丹空港 | ラウンジオーサカ |
神戸空港 | ラウンジ神戸 |
岡山空港 | ラウンジマスカット |
広島空港 | ビジネスラウンジ「もみじ」 |
米子鬼太郎空港 | ラウンジDAISEN |
山口宇部空港 | ラウンジきらら |
高松空港 | ラウンジ讃岐 |
松山空港 | スカイラウンジ ビジネスラウンジ |
徳島阿波おどり空港 | ヴォルティス |
九州、沖縄
空港 | ラウンジ |
福岡空港 | ラウンジTIME インターナショナル ラウンジTIME / ノース ラウンジTIME / サウス |
北九州空港 | ラウンジひまわり |
大分空港 | ラウンジくにさき |
長崎空港 | ビジネスラウンジ「アザレア」 |
阿蘇くまもと空港 | ラウンジ「ASO」 |
鹿児島空港 | スカイラウンジ菜の花 |
那覇空港 | ラウンジ華 |
国際線、海外の空港ラウンジ
羽田空港の第3ターミナル140番搭乗ゲート付近にあるデルタ航空のラウンジ「デルタスカイクラブ」が利用できます。
デルタスカイクラブを利用できるのは、ビジネスクラス搭乗か、上級会員になります。デルタアメックスゴールドを持っていれば、エコノミークラス搭乗時でも入室が可能です。
- デルタ航空のビジネスクラスに搭乗する
- スカイチーム(大韓航空、チャイナエアライン他)のビジネスクラスに搭乗する
- デルタ航空の「ゴールドメダリオン」以上で、デルタ航空を含むスカイチームに搭乗する
- スカイチームの「エリートプラス」以上で、デルタ航空含むスカイチームに搭乗する
米国以外で、世界で初めて作られたデルタ スカイクラブが羽田になります。
国際線でも羽田空港を利用する時はカードラウンジが多くなると思いますが、ビュッフェやヌードルバー、オリジナルカクテルやアルコール類を無料提供してくれるバー、シャワーもあり、飲食含めて設備も充実。
スカイチームを利用すれば一つ楽しみが増えますね。
メダリオン会員のデルタスカイクラブのアクセスに関して、大きな変更がありました。(2023年~適用)
メダリオン会員であっても、デルタ航空便ではビジネスクラス以上に搭乗しない場合、デルタスカイクラブが利用不可となりました。
ですが、結論から言うとデルタアメックスゴールド(日本発行)のゴールドメダリオン会員の場合は変更による影響なし、
えこひいき的な例外対応で特典は無傷で生きています。
日本発行のデルタアメックスゴールドで国際線を利用する場合、エコノミーでもスカイクラブ利用OK
デルタ航空以外のスカイチーム航空便(国際線)を利用する場合、エコノミーでもスカイクラブ利用OK
(スカイチームのエリート・プラスの特典なので、デルタ航空の変更とは無関係)
本来デルタスカイクラブなどの航空会社ラウンジはビジネスクラス以上に搭乗する特別客用のもてなし施設なので、
本来あるべき得意客優遇の場に戻したい航空会社の本音が見えます。
注意点としては、日本発行のデルタアメックスゴールドはOKなのですが、
ラウンジのスタッフがこの変更を理解していない場合入室が拒否される可能性もあるので、
チェックインカウンターでスカイクラブアクセスについて情報記載をお願いしておくのが無難です。
国内空港でも、国際線に搭乗する時にスカイチームが運営する海外航空各社のラウンジを利用することができます。
空港 | ラウンジ |
新千歳空港 | ロイヤルラウンジ(共用) |
羽田空港 | TIATラウンジ(共用) |
成田空港(第1ターミナル) | KALラウンジ(大韓航空、P.P.対応) |
成田空港(第2ターミナル) | ダイナスティラウンジ(チャイナエアライン) |
関西国際空港(第1ターミナル) | 飛鳥ラウンジ(共用) |
関西国際空港(エアロプラザ内) | KIXエアポート カフェラウンジ NODOKA(共用) |
中部国際空港(セントレア 第1ターミナル)) | KALラウンジ(大韓航空) セントレア・グローバル・ラウンジ(中国東方航空、チャイナエアライン、デルタ航空、P.P.対応) |
福岡空港 | KALラウンジ(大韓航空) |
那覇空港 | ラウンジ琉輪(スカイチーム:中国東方航空、チャイナエアライン、大韓航空) |
海外では、世界各地の空港に750以上設置されているスカイチームラウンジが利用できます。
一例として、アジアですと下記の空港でラウンジを利用できます。
空港 | ラウンジ |
桃園空港(台北、第2ターミナル) | チャイナエアラインラウンジ |
仁川空港(ソウル、第2ターミナル) | KALプレステージクラスラウンジ(大韓航空) |
浦東空港(上海、第1ターミナル) | 中国東方空港ラウンジ(P.P.対応) |
スワンナプーム空港(バンコク) | エールフランスKLMスカイラウンジ(P.P.対応) |
チャンギ空港(シンガポール、第1ターミナル) | Marhaba(旧dnata)ラウンジ(エールフランス、P.P.対応) |
チャンギ空港(シンガポール、第2ターミナル) | SATSプレミアムラウンジT2(大韓航空、P.P.対応) |
ハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港出発ロビーラウンジ(IASS Hawaii Lounge)ももちろん無料で利用できます。
旅行傷害保険(利用付帯、家族特約あり)
デルタアメックスゴールドは、アメックスのゴールドカードらしくカバー範囲が広いです。
保障内容も手厚く、利用付帯ですが家族特約(カード会員の家族)もあります。
もし、ご家族が多い場合は年会費無料のカードを加えるか、個別に保険に加入する方がいいでしょう。
本会員(家族会員) | 家族特約 | |
傷害死亡・後遺障害 | 海外:最高1億円(最高5,000万円) 国内:最高5,000万円(最高5,000万円) | 国内/海外:最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円(300万円) | 200万円 |
疾病治療費用 | 300万円(300万円) | 200万円 |
救援者費用等 | 400万円(400万円) | 300万円 |
賠償責任 | 4,000万円(4,000万円) | 4,000万円 |
携行品損害 | 50万円(50万円) | 50万円 |
寄託手荷物遅延費用 | 2万円 | - |
寄託手荷物紛失費用 | 4万円 | - |
乗継・出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 2万円 | - |
空港手荷物無料宅配サービス
海外からの帰国時、手荷物(カード会員1名あたりスーツケース1個)を無料で宅配できます。
スーツケースの他、ゴルフバッグもなどの荷物も対象です。(回数制限なし)
帰り道は疲れもあるので、大きな手荷物を送ってしまえると移動が楽です。
地味ですが使ってみるとありがたいサービスです。
利用できる空港は、羽田空港(第3ターミナル)、関西国際空港、中部国際空港になります。
カードと搭乗が確認できるものを提示し、「手荷物宅配サービスの優待利用の旨」を伝えればOKです。
往路の配送を予約する場合は、アメックスのサービスではなく、直接JALABCのサービスカウンターに原則出発日の7日前までに予約を行います。(エリアによっては前日まで予約可能な場合もあります。)
(中部国際空港利用時(復路)は、ヤマト運輸カウンターでの利用になります。)
予約専用ダイヤル
(フリーダイヤル)0120-919-120 (または 03-3545-1131 )
受付時間 9:00~17:00 (1/1~3は休業)
ショッピング・プロテクション
デルタアメックスゴールドで購入した商品に対し、90日間、カード会員1名あたり最大500万円まで補償が受けられます。
10,000円の免責金額がありますので、10,000円以下の品物には適用されません。
また、日常のシーンで高額になりがちな自動車に関係する商品の購入(タイヤ、その他の部品など)に関しては、
対象外になるケースが多いのでご注意下さい。
オンライン・プロテクション
第三者により不正利用されてしまった場合でも、カード会員としての管理義務を果たしている限り不正に利用された金額を負担する必要はありません。
盗難、紛失などカードが自分の管理下に無くなった場合も、速やかに警察、アメックスに届け出るようにしましょう。
キャンセル・プロテクション
楽しみにしていた旅行やイベント。そんなときに限って病気やケガ、まさかの入院、急な出張とかあり得ない!
行けないばかりか、キャンセルチャージもかかり泣きっ面に蜂・・・。
そんな時デルタアメックスゴールドで決済していた場合、
キャンセル費用の損害を年間最高10万円まで補償してもらえます。(家族カード会員も対象)
キャンセルの理由が傷害などによる通院の場合は3万円が限度になり、
社命出張によるキャンセルの場合は、年間1回まで使えます。
免責として1,000 円かキャンセルチャージの10%いずれか高い額を負担する必要があり、
キャンセル事由発生後に当然に行うべき損害回避のための行動も補償の前提となります。手続きに必要な書類も多いので、負荷は結構かかります。
リターン・プロテクション
カードで購入した商品を返品したのに、購入店が返品を受け付けなかった場合、
購入後90日以内であることを条件に1商品あたり最高3万円相当額、1会員口座(本会員+家族会員)につき年間最高15万円相当額まで、
購入金額の払い戻しを受けられます。
商品は未使用、損傷などがなく、他の保険や購入した店舗での返品規定が適用されない場合のみ適用になります。
レアケースだと思いますが、困ったときにはありがたい補償と言えます。
スマートフォン・プロテクション(本会員のみ)
スマホが壊れたり、火災、水濡れ、盗難にあった時、修理代金が最大3万円まで補償されます。
スクリーンの画面割れも対象になりますが、バッテリーの損傷や経年劣化は対象外です。
上記の事故発生時点で、購入後3年以内、スマホの通信料を直近3ヶ月以上連続して、デルタアメックスゴールドで決済している必要があります。
1事故につき免責(自己負担)があり、5,000円がかかります。
いざという時には助かります。アクシデントを避けられるよう気を付けていきましょう。
海外での日本語サポート(オーバーシーズアシスト)
デルタアメックスゴールドには海外旅行時に日本語でサポートを受けられるオーバーシーズアシストが付帯しています。
滞在する国や地域に応じたコンタクトセンターの番号を手元に控えて出発すると安心です。
オーバーシーズアシストの内容
【旅行に役立つ海外の各種情報提供サービス】
航空券、ホテル、レンタカー&リムジン、現地ツアー、レストラン、ゴルフコースなどの予約、確認、変更やキャンセル
カード紛失・盗難の連絡、現地での再発行手続き
パスポートや他の所持品を紛失、盗難にあった時の対応支援
日本大使館、領事館の案内
病院、医師、弁護士などの専門家紹介
緊急時の医療相談、病院予約や入院の手配、医師への病状や容態の電話口での通訳 など
旅行に関するちょっとした照会から緊急時の対応まで、日本語でサポートが受けられるのは非常に心強いと思います。
日本から持ち込んだ携帯電話では現地の番号につながらないケースがあり、つながっても通話料金が高くなる点にだけ注意が必要です。
毎年150万円の利用をクリアするには
ゴールドメダリオンを維持するには、年間150万円以上カードを利用する必要があります。
これをどうやってクリアしようか、悩むケースもあると思います。
一番楽なのは、1枚無料の家族カードを家族に使ってもらい、日常の決済を集約する方法です。
毎月13万円ほどの利用ですが、恐ろしいことに光熱費、税金、食費、雑貨などの買い物で利用しているとすぐに到達してしまう金額です。
それ以外の方法をいくつかご紹介しますので、足りない場合や、日常決済は別のカードにしている場合など、
金額調整が必要な場面でご活用下さい。
決済予定リスト
古典的ですが、大きな買い物はデルタアメックスで、と決めておくのもいい方法です。
まずは固定費以外で考え、リスト化しておきましょう。
リスト化することで、大体の金額感がつかめます。
Amazonギフト、ふるさと納税、百貨店ギフト
期限が長くいつか使える金券類を購入しておくという手もあります。
Amazonギフトチャージ
Amazonギフトは有効期限10年間。Amazonで使えるギフトカードなので使い道も多種多様。
いつかは使うと思いますので、ある程度事前にチャージしておいても何とかなります。
AmazonPayとして国税の支払いに使えますので、法人オーナーなどの方は使い勝手がいいです。
(固定資産税や自動車税は「地方税」で、AmazonPayでは払えませんので気を付けてください。)
ふるさと納税
ふるさと納税もある程度の金額になるのでクレジットカードで決済しましょう。
もちろんポイントサイトを経由することをお忘れなく。
ただし付与ポイントは半減してしまいますので、そこが残念なポイントです。
百貨店ギフト
アメックスのホームページには百貨店ギフトカードの購入ページがあります。
全国の百貨店で、有効期限なく使えるギフトカードですので、
Amazonギフト以外の選択肢としてもいいですし、贈答用にカードを買っておくのもありです。
カード利用時の付与ポイントが半減しない、10,000円以上の券面から優待価格(若干割引)になる、のがいいところです。
WEBから注文が可能ですが、家族会員やコーポレートカードからの申し込み、100万円以上を購入する場合は電話注文になります。
30日間の購入上限は原則100万円まで。10枚発送ごとに発送料610円が必要です。
1つだけ不便なのは残高の確認方法です。カード自体には表示されないので、
レシート、百貨店ギフトカードホームページ、百貨店で照会、の3択で確認することになります。
auPAYチャージ(1か月上限5万円)
アメックスはauPAYにチャージ可能です。ただし付与ポイントは0.5%に半減してしまいます。
また、1か月のチャージ上限は5万円までになったこともあり、
少し足りない時、または地方税用にチャージするような使い方になると思います。
kyashチャージ(1か月上限30万円)
「Kyash」というプリペイドカードにチャージすることでクリアを目指す方法もあります。
ただしauPAY同様にポイントは半減します。
VISAプリペイドなので、決済範囲は一番広く、利便性もいいです。
アプリはこちらからダウンロードできます。
Kyashには種類があり、上限金額が一番大きい「Kyash Card」なら、
1回あたり上限30万円、保有残高上限100万円の枠を利用できます。
決済予定リスト、家族カード、Amazonギフト、ふるさと納税、百貨店ギフト、auPAY、Kyashへのチャージ。
これらを駆使してクリアを目指しましょう。
デルタアメックスゴールドの入会キャンペーンまとめ
デルタアメックスゴールドは、「発行=即スカイチーム上級会員」という特権つきのカードです。
スカイチームに加盟するデルタ航空は、成田から羽田に拠点を移し、日本を主要な市場と位置付けて展開しています。
スカイチームに加盟する日系の航空会社がないため知名度は少し劣りますが、
世界三大アライアンスの一つ、スカイチームの上級会員になれるので、ツアーなどで利用する航空会社がスカイチームの場合には、
エコノミークラス搭乗であっても上級会員の待遇を受けることができます。
デルタスカイマイルは有効期限がなく、失効の心配もありませんので、自分のペースでマイルを貯めることができますし、
デルタスカイマイルはJTBの旅行券にも交換できるので、国内旅行に使うこともできます。
アメックスは昔に比べるとだいぶ普及して持っている人も増えました。
しかし、未だに世間の印象は「アメックス=お金持ちが持つカード」なんだなと感じることも多いです。
デルタアメックスゴールドは「アメックスのゴールドカード」の位置づけですので、
ステータス、スペック面でも申し分ありません。
修行してないのに上級会員の快適なサービスを受けながらハワイ、アジア、ヨーロッパへ旅行に行けます。
航空会社のステータスは持っていないけど、
修行したくない、できない
スカイチームの飛行機で旅行する予定がある(ツアー含む)
場合は、紹介プログラムを使って上級会員になり旅行を快適にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 最大33,000マイル+最大4,000P獲得可能(公式+半年以内のデルタ航空搭乗+ポイントサイト)
- 半年以内にデルタ航空に乗らない場合は8,000マイル+最大4,000P
- 紹介プログラムでは最大16,000マイル獲得可能(カード利用でクリア可能)
- 1年以内にスカイチームを利用するなら紹介プログラムが公式よりお得
- 修行せずに上級会員!初年度は無条件で「ゴールドメダリオン」+スカイチーム「エリート・プラス」
- 年間150万円の利用で、翌年も資格維持が可能
- プライオリティ・パスはないがラウンジには困らない(エリート・プラスだから)
- アメックスのゴールドカードなのでスペックも安心
本サイトでは、アメックスの規約を守ってデルタアメックスゴールドをご紹介しています。
お名前、メールアドレスだけあればご紹介が可能ですので、下記のリクエストフォームからお問い合わせ下さい。
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最後までお読みいただきありがとうございました。