JCBザクラスの特典、メリットを解説!ディズニー、グルメ、ホテルで優待!メタルカード化は⁉

JCBが発行するブラックカード「JCB THE CLASS(ザクラス)」ですが、

年会費が55,000円(税込み)となっており、一般的に見れば高額なカードと言えます。

55,000円の年会費と聞くと高く感じますが、1か月あたり約4,583円

日経電子版と同じくらい。他にも毎月支払っているサービスを含めると、

意外と55,000円以上払っている方も多いのではないでしょうか。

JCBザクラスは特典を考慮すると、

実質的な年会費は大体半額の27,500円まで下がります。JCBプラチナの年会費と同じです。

1か月あたり約2,291円です。

JCBプラチナと実質的には同じ年会費(ひと月あたり実質約2,300円)、

なのに数多くの特典、メリットを頂けるお得なカードがJCBザクラスであり、

ありがたい限りですが、JCBにとって利益はあまり出ないカードなのかもしれません。

この記事では、JCBザクラスの特典やメリットについて解説していますので、ぜひご覧ください。

JCBザクラスだけの特典と他のプレミアムカードとの比較

JCBのプレミアムカードはどれも年会費がかかりますが、メリットや特典が手厚い印象です。

では、他のプレミアムカードに比べて、JCBザクラスにしかない特典は何なのか。

比較しながら見ていきたいと思います。

JCBザクラスJCB プラチナJCB ゴールド・ザ・プレミアJCB ゴールド
年会費(税込み)55,000円27,500円16,500円
※前年100万円利用で翌年サービス年会費5,500円無料
11,000円
家族カード年会費8枚まで無料1枚無料
2枚目以降3,300円
1枚無料
2枚目以降1,100円
1枚無料
2枚目以降1,100円
ポイント還元率
(2023年まで)
0.5~0.85%0.5~0.85%0.5~0.85%0.5~0.8%
ポイント還元率
(2024年~)
0.5~1%0.5~1%0.5~1%0.5~1%
国内旅行保険
(利用付帯)
最高1億円最高1億円最高1億円最高1億円
海外旅行保険
(利用付帯)
最高1億円(家族特約あり)最高1億円(家族特約あり)最高1億円(家族特約あり)最高1億円(家族特約あり)
ショッピング保険
(国内・海外)
最高500万円
(免責3,000円)
最高500万円
(免責3,000円)
最高500万円
(免責3,000円)
最高500万円
(免責3,000円)
ゴルファー保険×××
空港ラウンジ
(同伴者1名無料)

(同伴者1名無料)
プライオリティパス
(同伴者1名無料)
×
JCB LOUNGE京都の利用×
メンバーセレクション×××
グルメベネフィット××
一匙×××
国内ホテル優待特別価格プラン、スイート、離れ・特別客室含む特別価格プラン特別価格プラン×
海外ホテル優待××

JCBザクラスにしかない特典は、赤字の部分です。

家族カード8枚無料、ゴルファー保険以外は度肝を抜く特典というほどでもない、と感じたかもしれません。

それもそのはず。JCBは国内・海外の旅行保険が手厚く、

年会費10万円を超えるプラチナカードと同じレベルの保障をゴールドカード会員にも提供しています。

ポイント還元率も差がありません。

自社独自の決済ブランドなので、

日常決済以外、特に旅行やエンターテインメント分野での決済を促し、

加盟店獲得を強化、決済シェアを拡大するためかもしれません。

対象のプレミアムカードを利用するとJCBザクラスのインビテーションが届きます。

JCB PLATINIA 公式の申し込みはこちら

JCB GOLD 公式の申し込みはこちら

JCBザクラスのベネフィット

スペック面を見た時に他のプレミアムカードとの差があまりない(むしろ他のカードがかなり手厚い)中、

JCBザクラスのベネフィットをどこに見出せばいいのか、個人的な見解も含めて考察しました。

完全招待制、希少だけど手が届く”ブラックカード”

完全招待制のカードやブラックカードは、各社が今後もぜひ懇意にしたい顧客に向けて発行されるものです。

これを発行できるということは、「JCBに認められた」と言えます。

JCBザクラスの正確な会員数は不明ですが、ネットの情報では4万人程度ではないか、と言われています。

2022年9月末時点で1億5千万を超えるJCB会員のうち、国内およそ1億1千万人。

そのうち4万人とすると、0.036%。10万人のうち36人、3,600人に1人しか持っていないカード、

という計算になります。

だでぃー

0.036%、3,600人に1人って、少ないのかそこそこ多いのか分かりづらい?

・隣の人が誕生日 → 0.27%(370人に1人)
・卵を割ったら黄身が二つ入っている → 0.1%(1,000人に1人)
・ホームランボールをつかむ → 0.026%(3,846人に1人)

いかがですか?結構少ない!(けどたまーにいる)。そんな希少な(⁉)カードです。

アメックスのセンチュリオンは16,920人に1人だそうです。それと比べると持っている人は結構いますが、

センチュリオンは入会金55万円、年会費38.5万円。まともなサラリーマンはまず手を出し(せ)ません。

庶民でもプレミアムサービスがある日常に手が届く。

気持ちの面ですが、この身の丈に合いそうな希少性はJCBザクラスのベネフィットだと考えています。

メンバーズセレクション

JCBザクラスを持っていると、年に1度カタログギフトがもらえるのですが、

このギフトにより年会費の半額、それ以上の回収も可能です。

ロイヤルα限定コースで復活が期待されていた「クラブ33」の抽選は残念ながら降臨せず。

代わりに東京ディズニーランドⓇホテルのスペシャルパーティーの抽選が選べるようになっています。

家族連れ不可とは・・・って感じですが、普段子ども中心になっていると思うので、

こういう機会を利用して思いきり満喫するのも悪くないかもしれませんね。

周辺含め託児所などもあるようですが、なぜだか気が引けてしまう(古い)。。

メンバーズセレクションの詳細については下記の関連記事をご覧ください。

プレミアムステイ

特別な国内旅行の際に重宝しそうな、特別プランの提供があります。

JCBザクラスでは、さらに離れや特別客室も対象になっており、

普段は泊まれなかったスイートルームや選りすぐりの客室への宿泊で思い出に上質さと彩りを添えてくれます。

三重県の志摩観光ホテル ザ ベイスイート、沖縄名護のザ・ブセナテラスはじめ、

石川県の加賀屋<浜離宮迎賓室>、大分湯布院の玉の湯<むらさき>などが対象になっています。

一匙

2020年10月19日から開始された新しいダイニング特典です。

カードを持っているだけで、なかなか予約できない、存在すらあまり知られていない名店の予約ができるので、

ブラックカードっぽい特典になっています。

残念なのは、地域の偏り(東京中心)が結構あり、近くの人じゃないと行きづらそうです。

対象店舗が各地に増えるといいのですが。

こちらは会員限定のサービスのため秘匿性が特に重要です。

サービスの品質維持や、当面2024年3月末までの提供期限が延長されることを願って、

対象店舗などの詳しい情報は記載していません。ご了承ください。

プライオリティ・パス

JCBザクラスのプライオリティ・パスはもちろん「プレステージ会員」です。

年会費が469$しますが無料で付帯しますので、130円で換算して約6万円ほど。年会費とほぼ同じ金額のメリットが標準でついています。

登録は本会員のみで、家族会員は登録ができません。

ここまではプラチナでも同じですが、JCBザクラスの場合は同伴者も1名無料で利用できます。

また、有効期限の都度自分で更新手続きをする必要もなく、

更新されたカードが送られてくるところも親切で行き届いているところです。

JCBラウンジ(ディズニー、USJ、京都)

JCBザクラスはディズニーでの特典が多く、ファンの間でも有名になっています。

JCBザクラスの特典として、リゾート内にあるJCBラウンジを利用することができます。

東京ディズニーランド 「スター・ツアーズ」内のJCBラウンジ

東京ディズニーシー 「ニモ&フレンズ・シーライダー」内のJCBラウンジ

こちらを利用するには、カード持参だけではダメで、

事前予約と、その際に発行される予約番号の確認が必要になります。

JCBザクラス本会員1名あたり4名まで。4月~翌3月末までの1年間で1回予約ができます。

当日の予約はNG。1か月前から予約が開始され、前日の23時59分までが受付時間となっています。

中の様子は掲載禁止なので、ぜひカードを入手して訪れてみてください。

最大のメリットは、ゆっくりくつろいだ後、ファストパスよりも優先、

待ち時間ゼロのアトラクション搭乗ができるところです。まさにVIP待遇。ブラックカードっぽい特典です。

キャストの皆さんが記念撮影を手伝ってくれるので、普段カメラマンのパパもちゃんと入れますw

いつもの来園より思い出になり、ディズニーファンならなおのこと嬉しい特典ではないでしょうか。

USJ、京都のJCBラウンジ

これらのラウンジは、JCBザクラス以外のカードでも利用可能で、

JCBプラチナ、JCBゴールド・ザ・プレミア(京都のみ)で利用可能です。

JCBザクラス限定ではないので、プレミアムカードを発行して、訪問してみてください。

だでぃー

特に夏!涼しくてドリンクフリーってだけで神です

ディズニーランド優待

JCBは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーになっています。

そのため、ディズニーとのコラボレーションや優待、特典の付与があります。

JCBザクラス限定のプランとして、スイートルームに優待価格で宿泊できるプランがあります。

・ディズニーアンバサダーⓇホテル
・ディズニーシー ホテルミラコスタⓇ
・東京ディズニーランドⓇホテル

が対象になっています。(残念ながら優待率が下がり値段はそれなりに張りますが、スイートなので。)

人気のホテルはスイートでもなかなか予約が取れないこともあるそうで、

せっかくブラックカードなのでJCBザクラス専用枠を確保いただきたいですね。

コンシェルジュ

JCBザクラスのコンシェルジュは評価が高いと聞いていたので、

旅行の手配をお願いしてみようと思い電話してみました。

コールがなる前につながり、早っというのは前情報通り。

その後いろいろ相談していったのですが、・・・結局最後は自分で直接予約しました。

予約したい期間や宿泊施設が決まっている場合、JCBトラベルとの提携がない施設だと

デスクも公式から予約しに行くので自分でやるのと変わらず、むしろ細かい要望・調整などを考えると、

自分で予約して伝えた方が早くて正確、という状況でした。

コンシェルジュデスクが実力を発揮するのは、

・時間に制約がある(今日中に何とかしたい)
・条件に制約がある(公式では満室のホテルを予約したい)
・細部が決まっていない(夏に旅行したいがおすすめはどこか)
・自分の手が空かない(自分がもう一人いたらなぁ)

といったエグゼクティブにありがちな用命をするシチュエーションになりそうです。

上記のような場面で本当に困っている時には間違いなく助かるサービスです。

今後も機会を見て利用してみたいと思っています。

海外旅行傷害保険(利用付帯)

自動付帯から利用付帯の流れは、JCBザクラスも例外ではありませんでした。

大変残念ですが、家族会員や家族特約は残っているのでまだまだ使えると思います。

本会員・家族会員家族特約
傷害死亡・後遺障害最高1億円最高1,000万円
傷害治療費用1,000万円200万円
疾病治療費用1,000万円200万円
救援者費用等1,000万円200万円
賠償責任1億円2,000万円
携行品損害(免責3,000円)100万円50万円

メタルカードになる日はいつか

JCBザクラスをさらに特別なカードにする一手はメタルカード化だと思います。

現状はプラスチックなので他のカードと何ら変わりません。

最上位カードのJCBザクラスをメタルに格上げし、アメックス、ダイナースやラグジュアリーカードと肩を並べ

ブランディングを頑張ってほしいですね。

もちろん年会費を上げないとやっていられないとは思いますが、

1~2万円くらいの値上げでメタルカードになれば素敵、と感じています。

(もっと必要かもしれないですが)

JCBさん、ぜひお願いします。

他にもJCBザクラスだけの特典あり

JCBザクラスだけの特典として、下記のサービス利用、優待などがあります。

さらにコース料理1名分無料の「グルメ・ベネフィット」など、

プレミアムカード対象の共通サービスももちろん利用可能。

これだけ特典があって実質月2,300円はお得と言えるのではないでしょうか。

ブラックカードやプラチナカードを持つお金持ちの思考回路

ここまでお読みいただきありがとうございます。

年会費55,000円に見合う価値、ないしはそれを超える価値をお伝え出来たでしょうか。

だでぃー

伝わらなかった場合は文章の問題ですのでご了承ください

いやいや、色々な特典はあるって言うけれど、

・年会費で最初に多く払っているから全然お得じゃない

・還元があるので実質半額、と言っても年会費で前払いして買ったと思ったらトントン

と思った方もいると思います。

半分正解ですが、半分は少し違うかもしれません。

多くのプラチナカード、ブラックカードの特典や優待は、

ポイント還元などの分かりやすいものと違い、「権利」や「体験」が多いです。

プラチナカード、ブラックカードの年会費は、

今までわざわざお金を使ってまでしなかった、しようとも思わなかったことを経験する「権利」、

それを日常に組み込む機会をくれるメンバーシップに対して払っているような気がします。

最初から還元に相当するお金を払わなかったら何に使っていたのかなぁ、

と思った時、記憶に残らない使い方をしているか、銀行口座に眠っているんだろうと思います。

だでぃー

私だけかもしれませんけど。いつでもできることでも案外やらないものです

お金持ちの哲学としてよく聞く話かもしれませんが、

彼らは、人生を豊かに彩り、非常に価値のあるものとして「経験」を捉え、

そうした機会や場に身を置くための支出を惜しまないそうです。

自分はもちろん、家族の経験も同じです。

限度はあるかもしれませんが、実際にやってみて、少し違うかもと感じたら次を試す。

その方が自分事としてどんな選択・結果でも腑に落ちるように思います。

高額な年会費を支払うカードには、

経験を蓄積する機会や場を提供するという面では、年会費無料のカードにないものがあるのかもしれません。

年会費の問題じゃないでしょ、というツッコミが聞こえてきそうですが、

プレミアムカードやJCBザクラスを通じて、ご自身やご家族の世界を広げるきっかけが増えれば、

きっと、あなたやご家族にとって生きたお金の使い方になるのではないでしょうか。

だでぃー

説得力がでるように、まずは我が身から・・・

対象のプレミアムカードを利用するとJCBザクラスのインビテーションが届きます。

JCB PLATINIA 公式の申し込みはこちら

JCB GOLD 公式の申し込みはこちら

この記事がお役に立てば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

-The Class
-