(本サイトの記事には、プロモーションを含みます。)
ANAアメックスゴールドの年会費は冷静に考えると安くはない、むしろ高い方だと思います。
ほとんどの人は、「アメックス」ってだけで高いと思ってしまい、健闘もせずに素通りするでしょう。
本サイトも陸マイラーでなければたぶん発行していなかったと思います。
しかし、このカードを発行する陸マイラーは後を絶ちません。今日もどこかで誰かが発行していますし、本サイトへの問い合わせもなくなりません。
なぜANAアメックスゴールドを発行するのでしょうか。
それは、新規入会特典のボーナスマイルが手厚く、陸マイラー必須の機能があるので人気だからです。
入会キャンペーンクリアで
東京-ハワイのビジネスクラス1往復(85,000マイル)に近い量のANAマイルが貯まるカードなのはもちろん、
ANA、アメックス、それぞれのゴールドカード特典が付帯しており、
マイルの使い勝手の面でも、他社のANAゴールドカードと比べると明らかに差があります。
本サイトも発行していますが全く後悔していませんし、むしろポイントやマイルの有効期限から解放され、使い時に使いたいマイルを移行できるので、
思い切って発行してよかったと感じているくらいです。
ただ、そうはいっても発行する前に年会費については気になるところです。
- 年会費以上の価値があるのか
- 自分に合っているのか
- 年会費はいつ払うのか
- ダウングレードできるのか
こうした疑問が解消されないと発行を迷うこともあるかもしれません。
この記事では、
- ANAアメックスゴールドの年会費は本当に高いのか?
- 年会費を払っても得になるのはどんな人なのか?
- 陸マイラーに選ばれる理由
- 陸マイラーに必須の機能
をまとめたうえで、
おすすめできる人
やめた方がいい人
について掲載しています。
発行を検討している場合は、考える材料にしていただければと思います。
この記事の概要
ANAアメックスゴールドの年会費は高いが、入会キャンペーンで大量のマイルを獲得可能
<おすすめできる人>
ANAアメックスゴールドをおすすめできるのは、主に以下5点に魅力を感じる人
- 新規入会ボーナスを獲得したい(大量のマイル獲得)
- ポイントの有効期限が無期限
- ANAマイルへの年間移行上限がない
- ANAフライト料金の決済でマイル還元率3%
- ANA関連サービスの割引
発行をおすすめできるのは
- ANAをよく利用する(出張、旅行、SFC修行など)
- 入会キャンペーンをクリアする
- 大量のポイントを有効期限なしで維持したい
- 使いたいときに好きなだけANAマイルに移行したい
- アメックスのゴールドカードサービスを使いたい
<やめた方がいい人>
- ANAを利用しない
- 入会キャンペーンのクリアが難しい
- 年間40,000マイル以上移行しない
- 年会費の高さがどうにも許容できない
この場合は他のカードでもいい(例えばANAアメックスブルーや他のANAカード、EPOSゴールドなどでもOK)
ANAアメックスゴールドの年会費
ANAアメックスゴールドの年会費は34,100円かかります。
家族カードは、1枚17,050円かかり、無料が多い中では珍しい仕様です。
金額だけで比べると、やはりどうしても他のANAゴールドカードよりも高く感じます。
他を選ぶ気持ちも当然理解できます。約2倍の差があるので、そりゃそうです。
ANAアメックスゴールド | 三井住友ANA VISA ワイドゴールド | JCB ANAワイドゴールド | |
年会費(税込み) | 34,100円 | 15,400円 | 15,400円 |
家族カード年会費(税込み) | 17,050円 | 4,400円 | 4,400円 |
他のANAゴールドカードとの金額差が2万円近くもあるわけですが、
ANAアメックスゴールドは他社のゴールドカードにない、陸マイラー必須の特徴を持っています。
陸マイラーに選ばれる理由、年会費の高さを超えるその特徴について見ていきましょう。
ANAアメックスゴールドをおすすめできるのはこんな人
ANAアメックスゴールドをおすすめできる人は、
- 新規入会キャンペーン条件をクリアできる
- ポイントの有効期限を無期限化したい
- ANAマイルへの年間移行上限をなくしたい
- ANA便航空券の決済でもマイルを貯めたい
- ANA関連サービスの割引を受けたい
陸マイラーにとって外せないこれらのポイントにより、
ANAアメックスゴールドの年会費はむしろ安く感じることも出てきます。
順番に解説していきましょう。
ANAアメックスゴールドの新規入会キャンペーン条件をクリアできる
ANAアメックスゴールドは入会特典のボーナスマイルが大量なので、キャンペーンをクリアできるかが鍵です。
獲得できるポイントが東京-ハワイのビジネスクラス1往復(85,000マイル)に近いこともあり、
これを目当てに発行する人も多いです。(本サイトもボーナスマイル獲得しました)
会員経由の紹介や、マイ友プログラム、
アメックスのキャンペーンに加えてANAのキャンペーンが行われている時期には、
さらに多くのマイルが獲得できるので、
同じ金額を使うなら、是非ANAアメックスのキャンペーンをクリアしたいところです。
ANAアメックスゴールドの入会キャンペーンに関する情報は関連記事をご覧ください。
JCBも割と自社キャンペーンが多いです。
しかし抽選の場合も多く、総額は多く見えますが同じ金額の利用であれば大抵はアメックスより少ないです。
三井住友カードのANAカードは最近キャンペーンがおとなしいです。
ANAアメックスゴールドでポイントの有効期限を無期限化、マイル移行上限解除
個人的にANAアメックスゴールド最大のメリットと考えている2つのポイントがあります。
マイルの有効期限を無期限にできる
ANAマイルへの年間移行上限がない
この仕様でないANAカードも使ったことがあるのですが、かゆいところに手が届く感じで融通の利き方が違います。
ポイントの有効期限が無期限
ANAアメックスゴールドは、
「メンバーシップ・リワード®」のポイント(ANA アメリカン・エキスプレス提携カード )
が貯まりますが、
カードを利用する度にポイントの有効期限が更新され実質無期限になっています。
つまり、ポイントのまま、いつでもANAマイルに交換できる状態でキープできるので、
ANAマイルの有効期限(3年)から解放され、
せっかく貯めたマイルが失効してしまうという悲劇を避けやられる、ということです。
「マイルを使わないと!」と期限に追われることもなく、期限が切れるからと不本意な使い方をする必要もありません。
この特徴は、陸マイル初心者にこそ役に立つのではと思います。
VISAやJCBのワイドゴールドはポイントの通行期限3年、ANAマイル有効期限3年と合わせると最長の有効期限は6年になっています。
最長6年もあれば十分、と感じるかもしれませんが、手元のポイントやマイルが10万を超えてくると、失効前にマイルを上手に使っていく必要も出てきます。
単独の移動前提ならまだしも、家族での移動や子どもが小さいとなかなか予定通りにはいきません。小さい子どもを連れて海外旅行に行ける人もいますが、誰でもできるわけではなく上級者向け。
機内で寝ずに泣かれるとこちらも周りも逃げ場がなく、結構大変です。
一度もらったのですから、有効期限なんてなくなればいいんです。なくしちゃいましょう。
ANAマイルへの年間移行上限を解除
せっかくマイルを貯めても、マイル移行上限という壁があります。
他のアメックス(含むプラチナ)では移行上限が年間40,000マイルまでになっており、
大量に貯めていても結局1人分のマイルにしか移行できないということが起こります。
しかも年間上限なので、制約としては大きいと言わざるを得ません。
ANAアメックスゴールドには年間のANAマイル移行上限がありません!
長期目線でじっくり腰を据えてファーストクラス搭乗に必要なマイルを貯めたり、
必要な時にドカッと必要な分をマイルに移行することも可能です。
陸マイルを貯め始めるとマイルを貯める方に気が向きがちですが、貯めたマイルはいつか使うためのものです。
上級者のように毎年マイルを使ってバンバン旅行するまでに時間がかかったり、
いろいろな事情でマイルを使う予定が少し先になってしまったり、
海外渡航に制限がかかったり・・・、世の中何が起こるか分かりません。
必要なマイルが貯まるまでに何年も時間がかかっても、全然大丈夫なのは初心者にはありがたい仕様です。
ゆっくり貯めて自分のペースでマイルの使い方を考えられるので、
むしろ陸マイラー入門にピッタリの1枚、と考えています。
VISAやJCBのワイドゴールドだってマイルの移行上限ないぞ!というはその通りですが、
貯めれば貯めるほど、使えなければ有効期限の到来を意識しないといけなくなります。貯めておける規模にはおのずと上限がでてくるでしょう。
もともと有効期限のないANA上級会員になるまでは、ANAアメックスゴールドに分があります。
ANA便航空券の決済でもマイルを貯めたい
ANAアメックスゴールドで決済するとANAの航空券100円につき3ポイント貯まり、マイル還元率が3%になります。
ANAに乗れば乗るほど貯まるので、SFC修行にはマストと言っていい一枚だと思います。
また、区間基本マイレージ × クラス・運賃倍率の25%がボーナスマイルとして上乗せされます。
例えば羽田ー沖縄便の普通席、スーパーバリュー28で1人分の航空券を予約すると、
航空券片道16,340円に対して3%の490マイル、
搭乗分は片道738マイル積算しますが、ANAアメックスゴールドで決済すると922マイルになります。
合計で片道1,412マイル、往復で2,824マイルになります。
- 出張や旅行でANAによく搭乗する
- ANAプレミアムメンバーの修業をする
こうしたケースでは、積み重なって結構大きい還元になります。
VISAやJCBの場合は、
航空券片道16,340円の2%、326マイルと、搭乗分は同じ25%上乗せで片道922マイル、
合計で片道1,248マイル、往復2,496マイルになり、ANAアメックスとの差は約300マイルになります。
座席の値段が高くなるほど、ANAアメックスゴールドが有利になります。
ANAアメックスゴールド | 三井住友ANA VISA ワイドゴールド | JCB ANAワイドゴールド | |
ANAフライトでのマイル還元率 | 3% | 2% | 2% |
ボーナスマイル | +25% | +25% | +25% |
ANA関連サービスの割引を受けたい
ANA提携のゴールドカードは、国内の特約店やANA関連のサービス利用でマイル還元率が高くなります。
他社のゴールドカードにもついていますが、当然ANAアメックスゴールドにもついている共通の特典になります。
「ANAマイルプラス」:通常還元に加えて0.5~1.0%の追加マイル付与
上記の他、ANAマイルプラス特約店を利用すると、
カード利用のポイント付与に加えて、マイルが獲得できます。
全国にある店舗も多く、ポイントとマイルで二重取りしてマイル還元率を1.5~2%にUPできます。
ApplePay決済(QUICPay、QUICPay+を含む)に
ANAアメックスを設定してもマイルプラス対象外なのでご注意ください。
スターバックスも特約店になっており、
ANAカードでプリペイドカードへのオンライン入金を行うと100円につき1マイル、
Starbucks eGift、Book of eGiftsをANAカードで決済すると100円につき3マイル付与されます。
「ANAグルメマイル」: 通常還元に加えて2.0%の追加マイル付与
専用サイトに掲載された全国約40,000店の加盟飲食店を利用するとマイルが貯まります。
- ネット予約(予約人数×30マイル)
- 来店時にANAカード・AMCカード(含むデジタルカード)提示
+マイル積算の申告(100円(税込み)で最大2マイル) - ANAカードでの決済(100円(税込み)で最大2マイル)
店によって(1)~(3)どの特典が適用できるか異なります。
また、他のネット予約サイトの割引プランと併用できない場合もあります。
店舗情報はエリア別に分かれて掲載されていますので、確認してから利用しましょう。
空港やANAのショッピングで割引
下記のサービスはANAのライフソリューションサービスに含まれるものもあるため、
修行の一環として利用を考えている場合は、積極的に利用した方がいいです。
空港売店「ANA FESTA」5%割引:1,000円以上の購入~
ANA FESTA内のスタバなど、一部対象外のものもありますので、現地のスタッフの方に確認しましょう。
空港免税店「ANA DUTY FREE SHOP」:10%割引
他の割引などとの併用はできないのでご注意下さい。
こちらも対象外がありますので現地のスタッフの方に確認しましょう。
国内線機内販売「ANA STORE@SKY」:10%割引
国内線の機内からWi-Fiでアクセスするショッピングサービス「ANA STORE@SKY」でも10%割引になります。
国際線機内販売「ANA SKY SHOP」:10%割引
国際線の機内販売でも10%割引になります。
「ANA旅行券」などと併用できますが、その場合はクレジット支払い部分に割引が適用されます。
コードシェア便ではANA機内販売がないので割引は適用されません。
ネットショッピングサイト「A-Style」:5%割引
マイルやクーポンなどと併用できますが、その場合はクレジット支払い部分に割引が適用されます。
ANAカード割引対象ホテルの宿泊プラン
IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの対象ホテルでANAカード割引宿泊プランが利用可能です。
ベストフレキシブル料金から5%割引になり、国内旅行や出張などで対象ホテルをよく利用する場合にお得になります。
利用できるホテルの一覧はこちらからご覧いただけます。
海外旅行によく行く(行きたい)
ANAアメックスゴールドに付帯するアメックスの特典は、海外旅行向きのものが多くあります。
海外旅行によく行く、これから行きたいと考えている場合は、
マイルの還元はもちろん、
旅行そのものを快適、安全にしてくれるアメックスの特典は非常に重宝すると思います。
ビジネスクラスチェックイン
ANAゴールドのカード会員(家族カード会員含む)は、ANAの国際線に搭乗する際、
エコノミークラスの利用であっても、
ビジネスクラス専用カウンターでチェックインを利用できます。
最近ではアプリでオンラインチェックインを済ませることもできますが、
同伴者あり、エコノミークラスのカウンターが混んでいる時などには便利だと思います。
ただし利用できるのはANA便のみ、スターアライアンス等のコードシェア便搭乗時は使えません。
プライオリティパス
ANAアメックスゴールドは国内空港のラウンジ利用に加えて、プライオリティパスは「スタンダード会員」($99)に登録できます。
1ドル=150円換算で約15,000円ほどが年会費に含まれています。
プライオリティ・パスは世界148か国、600以上の都市で、
1,600か所の空港のラウンジサービスを利用することができます。
プライオリティ・パスラウンジのサービス
- TV、新聞、雑誌、機内誌などの設置
- ソファ、ワークスペースの設置
- 軽食、アルコール類を含むドリンクの提供
- WiFi、電話、FAX、プリンターなどのオフィス機器の利用
- 空港のレストラン、ショップ、スパなどで利用できる割引
- スタッフによる24時間・年中無休のサポートデスク(複数言語対応) 他
本会員、家族会員両方発行でき、年2回までは無料、3回目以降は35$かかります。
1回あたり$35(1ドル=140円換算で)約4,500円、
2回分で約9,000円ほどが年会費に含まれています。
同伴者は1名につき35$必要ですが、海外旅行の快適さ、安全性を高めてくれます。
海外での日本語サポート(オーバーシーズアシスト)
ANAアメックスゴールドは、
海外旅行時に日本語でサポートを受けられるオーバーシーズアシストが付帯しています。
滞在する国や地域に応じたコンタクトセンターの番号を手元に控えて出発すると安心です。
オーバーシーズアシストの内容
【旅行に役立つ海外の各種情報提供サービス】
- 航空券、ホテル、レンタカー&リムジン、現地ツアー、レストラン、ゴルフコースなどの予約、確認、変更やキャンセル
- カード紛失・盗難の連絡、現地での再発行手続き
- パスポートや他の所持品を紛失、盗難にあった時の対応支援
- 日本大使館、領事館の案内
- 病院、医師、弁護士などの専門家紹介
- 緊急時の医療相談、病院予約や入院の手配、医師への病状や容態の電話口での通訳 など
旅行に関するちょっとした照会から緊急時の対応まで、
日本語でサポートが受けられるのは非常に心強いと思います。
日本から持ち込んだ携帯電話では現地の番号につながらないケースがあり、
つながっても通話料金が高くなる点にだけ注意が必要です。
海外旅行傷害保険(家族特約あり)
ANAアメックスゴールドの海外旅行保険は、
カバー範囲も広く、保障内容も手厚くなっています。
利用付帯ですが家族特約もあります。
もしご家族が多い場合は年会費無料のカードの保障をサブで加える方がいいでしょう。
本会員・家族会員 | 家族特約 | |
傷害死亡・後遺障害 | 海外:最高1億円 国内:最高5,000万円 | 国内/海外:最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円 | 200万円 |
疾病治療費用 | 300万円 | 200万円 |
救援者費用等 | 400万円 | 300万円 |
賠償責任 | 4,000万円 | 4,000万円 |
携行品損害 | 50万円 | 50万円 |
寄託手荷物遅延費用 | 2万円(本会員のみ) | - |
寄託手荷物紛失費用 | 4万円(本会員のみ) | - |
乗継・出航遅延、欠航、搭乗不能費用 | 2万円(本会員のみ) | - |
空港手荷物宅配無料サービス
海外旅行の帰国時に手荷物を無料で自宅まで宅配できるサービスを利用できます。
(カード会員1名あたりスーツケース1個)
スーツケースの他、ゴルフバッグもなどの荷物も1つまで宅配無料です。
空港からの距離にもよりますが、およそ3,000円前後が年会費に含まれています。
移動も楽になるので地味ですがかなり助かるサービスです。
利用できる空港は、
- 羽田空港(第2、第3ターミナル)
- 成田空港
- 関西国際空港
- 中部国際空港
になります。
ANAアメックスゴールドは海外からの帰りのみですが、
もし行きにも利用したい場合は予約も可能で、
原則出発日の7日前までになります。(エリアによっては前日まで予約可能な場合もあります。)
JAL ABC コールセンター
0120-919-120 (または 03-3545-1131 )
受付時間 9:00~17:00 (1/1~3は休業)
年間利用額に応じた還元でメインカード向き
ANAアメックスゴールドは、限度額も高めなのでメインカードにしてガシガシ使えます。
年間(1月~12月)の期間で300万円以上利用すると、翌年の3月末に10,000SKYコインが還元されます。
さらに、10月~翌年9月までの1年間にANAのサービスを100万円利用するごとに5,000SKYコインがもらえる特典もあり、
出張や旅行でANAの利用が重なったタイミングではチェックしておきたいですね。
IHG・ANA・ホテルズグループジャパンの利用や、HISアメックストラベルデスクの利用分は対象外になっていますのでご注意ください。
スマートフォン保険あり
スマホが壊れたり、火災、水濡れ、盗難にあった時、修理代金が最大3万円まで補償されます。
ただし、対象は本会員のみです。
スクリーンの画面割れも対象で、購入後2年以内、保険の対象となるスマホに保険が適用されます。
上記の事故発生時点で、
スマホの通信料を直近3ヶ月以上連続して、ANAアメックスゴールドで決済している必要があります。
1事故につき免責(自己負担)があり、
事故の場合は1万円、盗難の場合は1.5万円がかかります。
いざという時には助かります。
アクシデントを避けられるよう気を付けていきましょう。
ANAアメックスゴールドをやめた方がいいのはこんな人
どんなカードにもデメリットがあり、残念ながらお得になりづらい人もいます。
メリットの裏返しでもありますが、
下記に当てはまる場合は発行しない方がいいかもしれません。
入会キャンペーンをクリアできない
入会特典では普通に使うと800~1,000万円使わないと得られないポイントが、半分、または1/4ほどの利用金額で獲得できます。
大量のマイルを獲得できるメリットが大きく、入会キャンペーンをクリアするかしないかでコスパが大きく変わってきます。
とはいえ、カード利用が必要になるので準備も必要です。
入会キャンペーンのクリアが難しいと感じる場合は、
準備をしてから臨むか、発行しない方がいいでしょう。
年会費をとにかく抑えたい
ANAアメックスゴールドの本会員の年会費は34,100円(税込み)、家族カードの年会費は17,050円(税込み)。数字だけ見ていると、高いと感じるのも無理はありません。
ANAマイルに特化した分、マイルに交換できる実質無期限のポイントはどんどん貯まります。
貯めたポイントを好きなタイミングで好きな量マイルに交換できるありがたさは、使ってみないと実感しにくいです。
上限が年間40,000マイルまで、などの制約があると、特に国際線の場合は自分1人分のマイルすら移行するのに数年かかります。
ポイントの有効期限、マイルの有効期限、それぞれをにらみながら旅行の計画を立てるのは慣れていないと大変です。
特典航空券の予約キャンセルには、手数料として3,000マイル/人かかります。
それを見越して移行できる方が精神的にも楽です。
それでも「やっぱりこの年会費は高い、そこだけがネック」という場合は、
ゴールドではなく「ANAアメックス(ブルー)」という選択肢もあります。
年会費7,700円(別途ポイント移行コース手数料6,600円が必要)、家族カード2,750円のカードです。
中身はANAアメックスゴールドには劣りますが、
他社ゴールドカードと同水準の内容ですので、一度検討してみる価値はあります。
ANAマイル以外も貯めたい
ANAマイルに特化しているので、ANAマイルしか貯まりません。
ANAマイルはユナイテッド航空など同じスターアライアンスの特典航空券が取れます。
一方で、JALや他の海外航空会社のマイルにも交換できるカードもあり、それと比べると柔軟性の面では劣ります。
ただ、柔軟性を求めると年会費や決済できる店舗にも差が出てきますので、
- 日本発着便をよく使う
- 陸マイル上級者でない
- 行きたい離島にANAが就航している
などの場合はANAに絞ってしまってもそこまで不便はないと思います。
ANAマイルに絞らずに似たようなスペックでバランスのとれたカードを探すなら、
「アメックスゴールドプリファード」がありますので、こちらもあわせてご検討されてみてはいかがでしょうか。
ANAアメックスゴールドは、
他のANAカードで必要になる5,500~6,600円の移行手数料が年会費に含まれているため、
年会費以外に手数料がかからないという特徴があります。
例えば、「アメックスゴールドプリファード」は、
ANAマイルへの移行手数料として年間5,500円(税込み)が別に必要になります。
同じアメックスのゴールドカードでも、実はANAマイルに絞ると年会費の面ではむしろ9,000円ほど有利になります。
ANAアメックスゴールド | アメックスゴールドプリファード | |
年会費 | 34,100円 | 39,600円 |
メンバーシップリワードANAコース (マイル移行手数料) | 不要 | 5,500円 |
合計 | 34,100円 | 45,100円 |
アメックスゴールドプリファードに関する情報は、関連記事をご覧ください。
ANA便やANA関連サービス、ポイントサイトを利用しない
ANAアメックスゴールドの還元率は1.0%ですが、特別還元率が高いというわけではありません。
一般カードであってもANAマイル還元率は0.5%で、ANAマイル移行手数料(5,500円~6,600円税込み/年)を払うと1.0%に到達します。
300万円利用時のSKYコイン獲得プログラムの還元(10,000SKYコイン)込みでも、還元率は1.33%です。
カード利用だけではなく、ANAの航空券やANAの関連サービスを利用したり、
ポイントサイトで二重どり、三重どりしながら無期限でマイルを貯めないと、
「そんなにマイル貯まらないなぁ」と感じるかもしれません。
他のカードにはマイルの有効期限があるので、マイルが貯まる前に失効というパターンになりやすいと思います。
海外旅行で海外のラウンジを年2回以上使う
プライオリティパスが付帯したので、海外空港でのラウンジ利用も年2回までは無料になりました。
年に1回、海外に旅行や出張で行くことがある場合は、
1往復、2回以上ラウンジを使うと無料回数を使い切ってしまいます。
マイル獲得とのバランスになりますが、
もしマイル獲得よりもラウンジを回数無制限に使いたい場合は、プライオリティパスが付帯する別のカードにした方がいいかもしれません。
ANAアメックスゴールドの年会費が実は安い5つの魅力まとめ
- 陸でマイルを大量に貯めたい
- 大量に貯めて好きな時に使いたい
- ANAによく乗る(出張が多い、SFC修行など)
上記のようなケースでは、ANAアメックスゴールドの年会費は実はコスパが良く、ANAに特化して必要な仕様が備わっている割には安いです。
中長期でマイルを貯める・維持する・使うという点で他のカードにはない強みがあり、
陸マイラーにとっては年会費を考えても使い勝手がいいカードになっています。
裏を返せば、
キャンペーンで大量のマイルを獲得しない・できない
ANAに乗らない(ANA以外も使いたい)
年間40,000マイル以上使わない(年間移行上限の範囲内)
などの場合は、
ANAアメックスゴールドの真のメリットが感じづらいのでやめておいた方がいいと思います。
三井住友カードのANA VISA ワイドゴールドと比較されるケースが多いですが、
ANA VISA ワイドゴールドは年会費割引などの面で改悪が続いていて、以前ほどコストパフォーマンスはでなくなっています。
また、メインカードで使う場合、
年会費が割引される「まい・ペイすリボ」の手数料管理はやや面倒で、
一歩間違うと結構な金額の手数料が発生します。
せっかくゴールドカードを持っているのに、
こうした要因であくせくしてしまっては元も子もありません。
VISAやJCBは、ANAの上級会員資格をカードに付帯することができる「Super Flyers Card」で発行し、
SFC資格を維持するためのサブカードとしておくのがいいように思います。
まとめ
ANAアメックスゴールドの年会費は高いが、入会キャンペーンで大量のマイルを獲得可能
<おすすめできる人>
- 新規入会ボーナスを獲得したい(大量のマイル獲得)
- ポイントの有効期限が無期限
- ANAマイルへの年間移行上限がない
- ANAフライト料金の決済でマイル還元率3%
- ANA関連サービスの割引
<やめた方がいい人>
- ANAを利用しない
- 入会キャンペーンのクリアが難しい
- 年間40,000マイル以上移行する
- 年会費の高さがどうにも許容できない
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