ユナイテッド航空(UA)は、アメリカ国内の都市210か所、その他世界の120に及ぶ都市を結ぶ航空会社で、世界中で毎日、約4,500の航空便を運行しています。
海外旅行に行くときくらいしか乗らないと思いきや、
ANAよりも少ないマイルで国内線に搭乗でき、むしろ国内旅行がお得な航空会社になっています。
さらに、ユナイテッド航空(UA)のマイレージプログラム「マイレージプラス」のマイルを貯めると、
人気路線の特典航空券が発券しやすい場合があります。
スターアライアンス(航空会社の世界連合の1つ)加盟なので、ANAとのマイル相互利用が可能で、
今ANAマイルを貯めている人でも使いやすいです。
(ANAマイル)
UA便搭乗でも貯まり、UAの特典航空券を発券できる
(UAマイル)
ANA便搭乗でも貯まり、ANAの特典航空券を発券できる
海外の航空会社ということで、今後の動向には注意点もありますが、
ANAマイルよりも使えるケースもありますので、「マイレージプラス」について解説したいと思います。
ユナイテッド航空「マイレージプラス」ってどんなプログラム?
ここからは、マイレージプラスがどんな特徴を持ったプログラムなのか、について、
基本情報とANA/JALなどの航空会社との違い
マイレージプラスが選ばれる理由
アカウント登録方法
など、項目を分けて説明をしていきます。
マイレージプラスの基本情報
ユナイテッド航空は世界の航空会社ネットワークのうち「スターアライアンス」に所属しています。
日本ではANAがスターアライアンスメンバーで、ANAとマイレージプログラムの相互利用が可能です。
スターアライアンス加盟航空会社は以下の通りです。
- ANA(日本)
- ユナイテッド航空(アメリカ)
- エアカナダ(カナダ)
- コパ航空(パナマ)
- アビアンカ航空(コロンビア)
- ニュージーランド航空(ニュージーランド)
- ルフトハンザ(ドイツ)
- スイスインターナショナルエアラインズ(スイス)
- オーストリア航空(オーストリア)
- トルコ航空(トルコ)
- スカンジナビア航空(ノルウェー、デンマーク、スウェーデン)
- エーゲ航空(ギリシャ)
- ブリュッセル航空(ベルギー)
- TAPポルトガル航空(ポルトガル)
- LOTポーランド航空(ポーランド)
- クロアチア航空(クロアチア)
- エジプトエア(エジプト)
- 南アフリカ航空(南アフリカ)
- エチオピア航空(エチオピア)
- シンガポール航空(シンガポール)
- タイ航空(タイ)
- エアチャイナ(中国)
- 深圳航空(中国)
- アシアナ航空(韓国)
- エバー航空(台湾)
- エアインディア(インド)
マイレージプラスは、基本的にはANAやJALのマイルと考え方は同じですが、
有効期限や使い勝手に関しては少し違うところがあります。
マイル有効期限が無期限
マイレージプラスのマイルの有効期限は無期限で、失効のリスクがありません。
ANAやJALはマイル有効期限が3年なので、次から次へと貯めたマイルの有効期限が到来します。
仕事柄や家族の状況など、マイルを使ってバンバン飛行機に乗って出かけられない場合や、
じっくり長期目線で貯めたい場合にはマイル有効期限がない方が安心です。
マイルが買える
マイレージプラスではマイルを購入することができます。
最小購入マイルは2,000マイル、最大購入マイルは15万マイルまでになっています。
2,000マイルは70ドル(1ドル=140円換算で9,800円)で買えますが、1マイルあたり4.9円となり、
これを超える特典航空券を発券しないと損になってしまいます。少し割高、利用のハードルも高いです。
また、購入代金には7.5%の連邦消費税がかかってきます。
普通に買うと全然お得じゃないですが、年に何度かボリュームディスカウントされるキャンペーンがあり、
あるキャンペーンでは、最大85%のボーナスが付与され、例えば40,000マイルで34,000マイルのボーナスが付与されます。
この場合、1マイルあたり2.7円まで下がります。
理想が1マイル=1円以上だと思いますので、為替の影響も見ながら購入していくのがいいと思います。
海外航空券を片道分から発券できる
UAの場合、海外便の航空券を片道単位で発券ができます。
ANAの場合、海外航空券は往復発券が基本になっていますので、UAの方が旅行の融通が利きます。
(多くの場合は往復発券で問題ないはずです。)
家族以外(友人、恋人など)でもマイルが使える
ユナイテッド航空のマイルは、アカウントさえ持っていれば、友人や恋人などの航空券にも使うことができます。
飛行機のチケットをプレゼントする、なんてドラマみたいなこともできます。
90年代・・・?
ANAやJALはできないのか、というと、2親等以内の家族にだけはできます。祖父母、親兄弟、配偶者、子どもと孫です。
できないよりはいいのですが、マイル旅行の同行者が身内に限られてしまうので、残念なところです。
マイレージプラスが選ばれる理由
国内の航空会社との違いは少しクリアになったと思いますが、なぜマイレージプラスが選ばれているのでしょうか。
国内でANA、JALの次に有名、そのくらい人気のあるプログラムですが、人気の理由は次の5点にあります。
ANA国内線の必要マイルが少ない
乗り継ぎ便でも必要マイルが変わらない
燃油サーチャージが無料
特典航空券が発券しやすい
キャンセル料が無料
1つずつ解説していきます。
ANA国内線の必要マイルが少ない
国内線の必要マイルは、ANAとUAで次の基準で提示されます。
ANA マイル(距離またはエリアなど)や、シーズン(ロー・レギュラー・ハイ)に応じて変動
UA 距離のみ(800マイル以下 or 800マイル以上)
UAはシーズンによって変動せず、距離だけで区分が2つに分かれるだけです。
繁忙期(年末年始、夏休みなど)は当然競争率は上がりますが、必要マイルが同じなのはいいところです。
ANAとUAで、羽田発の国内線に必要なマイルを比べてみましょう。
表の見方「L:ローシーズン、R:レギュラーシーズン、H:ハイシーズン」
800マイル以下(羽田発着便) | ANA(L) | ANA(R) | ANA(H) | UA |
新千歳 岡山 高知 福岡 など | 片道:6,000 往復:12,000 | 片道:7,500 往復:15,000 | 片道:9,000 往復:18,000 | 片道:5,500 往復:11,000 |
仙台 八丈島 中部(名古屋) 伊丹 など | 片道:5,000 往復:10,000 | 片道:6,000 往復:12,000 | 片道:7,500 往復:15,000 | 片道:5,500 往復:11,000 |
UAの場合、ほとんどの地域(800マイル以下の行き先)は必要マイルが片道5,500マイルになります。
ローシーズンの一部エリア(赤字)ではANAの方が必要マイルが少ない状況ですので、該当する場合はANAで予約した方がいいということになります。
800マイル以上の行き先でも、ローシーズン以外であればUAの方が必要マイルが少なく済みますので、
繁忙期に遠くに行く時、マイレージプラスの方がお得になってきます。
800マイル以上(羽田発着便) | ANA(L) | ANA(R) | ANA(H) | UA |
那覇 | 片道:7,000 往復:14,000 | 片道:9,000 往復:18,000 | 片道:10,500 往復:21,000 | 片道:8,800 往復:17,600 |
宮古 石垣 | 片道:8,500 往復:17,000 | 片道:10,000 往復:20,000 | 片道:11,500 往復:23,000 | 片道:8,800 往復:17,600 |
羽田発着以外の便でもUAの方がお得な路線があります。
羽田以外の空港を使うんだけど、という時でもお得に使えるのは嬉しいポイントです。
(発着空港) | ANA(L) | ANA(R) | ANA(H) | UA |
伊丹-那覇 | 片道:6,000 往復:12,000 | 片道:7,500 往復:15,000 | 片道:9,000 往復:18,000 | 片道:5,500 往復:11,000 |
福岡-那覇 | 片道:6,000 往復:12,000 | 片道:7,500 往復:15,000 | 片道:9,000 往復:18,000 | 片道:5,500 往復:11,000 |
中部(名古屋)ー新千歳 | 片道:6,000 往復:12,000 | 片道:7,500 往復:15,000 | 片道:9,000 往復:18,000 | 片道:5,500 往復:11,000 |
乗継便でも必要マイルが変わらない
UAのいいところは羽田や成田、中部、伊丹などの空港以外を利用して乗り継ぐ場合でも必要マイルが少なくて済むところです。
例えば、能登空港を利用して石垣島に行く場合、
能登 → 羽田 → (那覇) → 石垣と、最大2回の乗り継ぎが発生します。
羽田から石垣は直行便もありますが、乗り継げる便があるかどうかは分かりません。
UAの場合は、2回乗り継いだとしても片道8,800マイル、往復17,600マイルで行けます。
ANAでこの乗り継ぎをする場合、往復に必要なマイルは、
能登 → 羽田 :12,000マイル(R)
羽田 → 石垣 :20,000マイル(R)
合計で32,000マイルです。UAの方がおよそ半分のマイルで行けるのでお得に国内旅行ができます。
燃油サーチャージが無料
ユナイテッド航空マイルを使って特典航空券を予約すると、燃油サーチャージがかかりません。
例えば、羽田ーホノルル間で、1名分の座席にかかる税金諸費用を比べてみた場合、
ANAに搭乗すると燃油サーチャージとして37,000円取られ、合計は5万円を超えます。
安くなってきたとは言え、1人でもこの金額、家族が多いとさらに高くなるので、無視できない状況です。
一方、ユナイテッドの場合、燃油サーチャージがないので、合計金額も1.3万円になります。
燃油サーチャージのコスト影響の大きさがよくわかります。
路線によっては燃油サーチャージがかかる場合がありますが、格安です。
特典航空券を発券しやすい
みんな行きたい、人気のハワイ路線。
休みを合わせて航空券を取りに行こうにも、ANAマイルでは座席解放枠が少なく競争率が高くなり、
特典航空券で理想の座席はなかなか取れません。
せっかくANAマイルを貯めてきたのに・・・と、まず自分が現実を知ってショックな上に、周りの落胆と沈黙・・・。
陸マイラー活動の継続が危ぶまれる場面です。
そんな時、UA航空ならどうなるか見てみましょう。
年末年始、夏休み(お盆)と並んで航空券が蒸発するハイシーズン、GW期間で検索します。
4人家族が座席を取るケースで、「大人1人、子ども1人」の2列席を2つ予約する場合で考えます。
まずANAの特典航空券はというと、検索結果が出ません。1年前から予約できるため、既に特典航空券の解放枠がないという状況です。
エコノミーの通常料金は2人分の往復で約49万円。あと2人分取ると約100万円になります。
画面を閉じたくなるのをこらえて、燃油サーチャージを見てみると、2人分で74,000円、4人分なら148,000円かかります。
ANAの東京ーホノルル便(ハイシーズン)の必要マイル(往復)は、
エコノミー 43,000
プレミアムエコノミー 61,000
になっていますので、1人分は43,000(61,000)マイル+燃油サーチャージ37,000円+諸税になります。
4人分の場合、172,000マイル+燃油サーチャージ148,000円+諸税になります。
一方のUAですが、理想の座席ではないかもしれませんが特典航空券で空席を見つけることができます。
検索結果で出てきたのはグアムで乗り継ぐ便でしたので、小さな子ども連れにはちょっと厳しい便です。
参考までにコスト詳細を載せておきます。
UAの東京ーホノルル便(ハイシーズン)の必要マイル(往復)は、
エコノミー 130,000
プレミアムエコノミー 200,000
になっていますので、1人分は130,000(200,000)マイル+諸税になります。
4人分なら520,000(800,000)マイル+諸税になります。
必要マイルで見るとANAの方が少ないですが、
ANAは燃油サーチャージが高い(人数が増えるほど負担が重い)
ANAはそもそも特典航空券の枠が少ない
などの点を考慮すると、特典航空券を発券できるならUAでも全然いい、という場合もあると思います。
UAの特典航空券検索では、直行便の枠が残っていない場合乗り継ぎ便が多く出てきますので、
直行便の枠が少しでも多い1年後の予約を取りに行く、という点はANAと同じ動きになります。
キャンセル料が無料
UAのマイレージプラスを使って発券した特典航空券をキャンセルしたい場合、手数料も気になります。
ANAの場合は、1人あたり3,000マイルの手数料が差し引かれてマイルが戻ってきますが、
UAの場合、2023年1月以降、キャンセルの手数料が無料になっています。
以前は最大125ドルもかかっていたので、インパクトのある改定になっています。
カスタマーコンタクトセンターに電話して特典航空券を発券すると手数料が25ドルかかります。
プレミア会員(プラチナ、1K)は無料です。
当日連絡なしでドタキャンした場合は、すべての会員がマイル払い戻し手数料125ドルを支払う必要があります。
現状無料ですが、外資系エアラインなのでいきなりルール変更してキャンセルチャージを取ってくることもあり得ます。
キャンセルに関するルール変更には今後も要注目、です。
現時点では必要マイルは多いけれど、特典航空券の発券、キャンセルともに申し分ない使い勝手と言えます。
ユナイテッド航空のデメリット
UAのメリット、いかがでしたか。
じゃあデメリットはないのか、ということで、弱点を探していきましょう。
国際線の予約開始日は337日前
337日前をパッと見極められるなら、UA予約に慣れた上級者です。
ANAの場合は355日前から予約が開始されるので、
ANAマイルを大量に持っている数多くの上級会員にUAの特典航空券がとられてしまうことも多いです。
ただ、先ほど見た通り、先の予約であれば座席が残っていることもあるので、
検索結果すら出ない状況よりはマシだと思います。
外資系航空会社ならではの改悪
こればかりは実際に起きてみないと分かりませんが、
外資系航空会社あるあるである日突然必要マイルやキャンセルポリシーが変更になったりします。
キャンセルに手数料がかかるようになる
必要マイルが増加する
などの改悪は今後絶対ないとは言い切れません。
常に改悪の可能性を想定しながら貯めていくことになります。
改悪された場合は、改悪後のルールに沿ってANAの特典航空券の発券を模索しましょう。
マイル以外に使えない
ANAの場合は、SKYコインやANAPayのリニューアルにより、マイルを別の使い方で消費することができます。
マイレージプラスにはそういった出口がないので、貯まったマイルはマイルとして特典航空券に使うしかありません。
幸い有効期限がないので、貯め続けることはでき、価値が0になってしまうことはありません。
マイレージプラスに登録する方法
実際にユナイテッド航空「マイレージプラス」のマイルを貯めるには、会員登録が必要です。
無料で登録することができますので、登録方法を解説します。
登録に必要な項目は下記の通りです。
- 氏名(ローマ字)
- 性別
- 生年月日
- Eメールアドレス
- 住所(数字とローマ字)
ミドルネームやサフィックスは空欄でOKです。
続いて住所を入力します。
住所1行目には「番地、丁目、町名」などを入力します。
もしマンション名などがある場合には、
住所2行目に「番地、丁目、町名」などを入力し、住所1行目に「号室、マンション名」などを入力ます。
任意のパスワードと秘密の質問・回答を設定します。
秘密の質問・回答は5個設定する必要がありますが、選択肢の中から選ぶ形式になっています。
登録が完了すると確認メールが送信されますので、メールにあるリンクをクリックして認証します。
また、ログインすると電話番号の認証も求められるので、
日本「+81」を選択し、頭の「0」を省いた9~10桁の番号を入力し、認証コード発行、
認証画面に送られてきた番号を入力すれば完了です。
ユナイテッド航空「マイレージプラス」:マイルの貯め方
マイレージプラスの貯め方はいくつかあります。
- フライトで貯める
- フライト以外で貯める
- 提携クレジットカードで貯める
- アメックスのクレジットカードで貯める
- ポイントサイトで貯める
必要な時に必要な分を移行して使える状態が理想です。
ただし、それができるのは「マリオットボンヴォイアメックス」だけです。
年会費は必要ですが、マリオットのポイントはカード利用していれば有効期限が延長され実質無期限になります。
ポイント、マイル、両方とも有効期限がない状態で、自分のペースでマイルを貯められるメリットもあります。
1つずつ見ていきましょう。
マイレージプラス:フライトで貯める
ユナイテッド航空、ユナイテッド・エクスプレス、スターアライアンス提携航空会社の便に搭乗するとマイレージプラスのマイルが貯まります。
マイルの貯まり方ですが、マイレージプラスはドル運賃に対してマイルが付与(UA公式で予約した場合)されます。
UA公式で予約した便で獲得できるマイルは下記のテーブルの通り付与されます。
一般会員とプレミア会員(ランクにより変動)で異なり、ボーナスが加算される分だけプレミア会員が有利になっています。
マイル付与 | プレミアボーナス | 合計 | |
一般会員 | 1ドル=5マイル | ー | 1ドル=5マイル |
プレミアシルバー | 1ドル=5マイル | 1ドル=2マイル | 1ドル=7マイル |
プレミアゴールド | 1ドル=5マイル | 1ドル=3マイル | 1ドル=8マイル |
プレミアプラチナ | 1ドル=5マイル | 1ドル=4マイル | 1ドル=9マイル |
プレミア1K | 1ドル=5マイル | 1ドル=6マイル | 1ドル=11マイル |
一般会員の場合、
100ドル(1ドル=140円換算で14,000円)で500マイル
1,000ドル分(約14万円)で5,000マイル
ほどが貯まる計算です。
一般会員はUA公式サイトからの航空券を購入してもさほど貯まりません。
旅行代理店や航空券予約サイトで予約した場合、またはUA以外のスターアライアンス加盟航空会社の便に搭乗する場合は、距離や座席クラスに応じたマイルが付与されます。
同じスターアライアンスのANAを利用する時でもマイレージプラスのマイルが貯まります。UAに積算すると少し多くなる座席もあります。
ANA利用時のマイレージプラス積算率は予約クラスによって異なり、以下のテーブルの通りです。
予約の種類 | UA(公式以外の予約) | ANA |
Y、B、M | 100% | 100% |
U、H、Q、E | 75% | 70% |
V、W | 75% | 50% |
G、L、K | 50% | 30% |
S、T | 50% | 50% |
N | 0% | 0% |
例えば、韓国へANA便で行く場合、Qクラス(エコノミー「Special」の予約)では、ANAは70%、UAは75%なので、
ANAは往復で1,060マイル
UAは往復で1,135マイル
貯まることになります。
この予約クラスがLやKの場合(パッケージツアーなど)、ANAは30%、UAは50%の積算になります。
Nクラス以外であれば、ANA便に乗ってもマイレージプラスの方がマイルが貯まりやすいです。
有償で購入した航空券がマイル積算の対象となっているので、特典航空券の場合はマイルはつきません。
ANA便のマイルをマイレージプラスに加算する方法
ANAの航空券を予約する時に、スターアライアンス各社のマイレージプログラムを指定する欄があります。
そこでマイレージプログラムを指定し、番号を入力する流れになります。
ANA予約画面の搭乗者情報の下の方に「マイレージプログラム」がありますので、矢印の部分をクリックするとリストが現れます。
リストの中から、今回は「マイレージ・プラス」を選択します。
マイレージプログラムを選択し、空欄にマイレージ番号を入力すれば完了です。
上記のステップを忘れてANA公式ぺージからANAマイレージクラブ番号で購入・予約をした航空券であっても、
空港のチェックインカウンター(ANAの)でマイルをユナイテッド航空(マイレージプラス)につけたいと申し出れば、
対応してもらえますのでご安心ください。(ユナイテッド航空のマイレージ番号が分かることが前提です。)
マイルは大体7日程度で加算されますが、14日経過しても加算されない場合は、手動で加算申請をすることができます。
加算申請ページへアクセスし、航空券番号(205から始まる13桁の数字)を入力して送信を押します。
もし航空券番号がない場合は「2050000000000」と入れ、詳細を入力して送信します。
マイレージプラス:フライト以外で貯める
UAが提携する対象ホテルの宿泊、宿泊予約サイトでの予約に対してマイルが加算されます。
公式サイトからアクセスできます。
提携予約サイトからの宿泊予約も対象です。
マイレージプラスのショッピングモールの利用
ANAで言う「ANA Mall」のようなネットショッピングモールを経由してマイレージプラスのマイルを貯める方法です。
マイレージプラス ショッピングジャパンは、UAのマイレージ番号でログインができます。
マイル還元率としては1%以下のショップが多い印象です。
健康、美容のカテゴリーは1%以上の還元になるショップが多いので、利用するのであればこの辺りかと思います。
(画像は「健康・美容」カテゴリーの一例です。)
ホテル予約サイト「Kaligo」の利用
Kaligoというホテル予約サイトがあります。
聞きなれないかもしれませんが、JALでは提携サイトとして紹介されているサイトです。
シンガポールの企業が運営するホテル予約サイトで、kaligoを経由してホテルを予約・宿泊するとお好みの航空会社マイルが貯まります。
どこの航空会社マイルが貯まるのか、ですが、現在提携しているのは24社になります。
日本の航空会社はJALのみです。以前はANAもありましたが現在は提携していません。
JALのページからアクセスすると、JALマイルしか選べませんが、
公式からアクセスすると、上記の中から好きなマイレージプログラムが選択できます。
一例としてある日の沖縄・恩納のルネッサンスリゾートオキナワの部屋を楽天トラベルと比較してみたところ、
kaligoの方が安く、しかも3,976UAマイル貯まります。
マイル還元率は5.8%、ANAのエコノミー沖縄往復航空券(大体1,500マイル~)よりマイルが貯まっています。
(Kaligo)
(楽天トラベル)
他にも手ごろなホテルでも還元率が高い施設があり、
いつも泊まっているホテルでももしかしたらUAマイルが貯まるかもしれません。
一例として、東京港区芝の東京グランドホテルの場合、ある日の料金で見たマイル還元率が16%になっています。
喫煙の部屋だと18%になっていました。
無料で登録でき、予約で1,000マイル、宿泊で500マイルもらえますので次回の旅行、出張などの機会にお試し下さい。
マイレージプラス提携クレジットカードで貯める
マイレージプラス提携クレジットカードはJCB、セゾン、ダイナース(トラストクラブ)、UC、三菱UFJニコスが発行しています。
年会費を抑える前提で提携カードを選びます。種類が多いのでまずショッピング利用時のマイル還元率が高いカードに絞り込みます。
まずJCBです。ゴールドが候補です。(税込みなのはメリット)
マイレージプラスJCB | クラシック | 一般 | ゴールド |
マイル還元率(税込み) | 200円=1マイル(0.5%) | 100円=1マイル(1.0%) | 100円=1.5マイル(1.5%) |
続いてセゾンです。一般でもマイルアップで1.5%になるのでキープします。
マイレージプラスセゾン | 一般 | ゴールド | プラチナ |
マイル還元率 | 1,000円=5マイル(0.5%) | 1,000=15マイル(1.5%) | 1,000=15マイル(1.5%) |
マイルアップメンバーズ(5,500円)加入時 | 1,000=15マイル(1.5%) | ー | ー |
次はダイナース(三井住友トラストクラブ)です。ファーストが候補です。
マイレージプラスダイナース | 一般 | ファースト |
マイル還元率 | 100円=1マイル(1.0%) | 100=1.5マイル(1.5%) |
UCカード。マイル還元率ではゴールドでも1%と他社比で低いため外れます。
マイレージプラスUC | 一般 | ゴールド |
マイル還元率 | 100円=0.5マイル(0.5%) | 100=1マイル(1%) |
三菱UFJニコス。最大2.0%ですが、海外1.5%、リボ払いによる0.5%加算なので、国内1.0%を基準にすると、こちらも外れます。
マイレージプラスMUFG | 一般 | ゴールドプレステージ(AMEX) | ゴールドプレステージ(VISA) |
マイル還元率 | 100円=1マイル(1.0%) | (国内)100円=1マイル (海外)100円=1.5マイル | (国内)100円=1マイル (海外)100円=1.5マイル |
リボ払い加算 | 100円=0.5マイル(0.5%) | 100円=0.5マイル(0.5%) | 100円=0.5マイル(0.5%) |
マイル還元率1.5%の3枚の年会費を比べます。
セゾンはマイル還元率1.5%にするためにマイルアップメンバーズ加入(5,500円)が必須です。
ダイナースは年会費が高額なので、今回は外します。
マイレージプラスJCBゴールド | マイレージプラスセゾン一般 | マイレージプラスダイナースファースト | |
年会費 | 16,500円 | 7,150円 (1,650円+5,500円) | 47,300円 |
年会費の異なる2枚を比べてどちらを選ぶべきか解説します。
カード券種 | マイレージプラスJCBゴールド | マイレージプラスセゾン一般 |
年会費(税込み) | 16,500円 | 1,650円 |
家族カード年会費(税込み) | 5,500円 | - |
申し込み年齢 | 20歳以上 | 18歳以上 |
マイル還元率 | 100円=1.5マイル(1.5%) | 1,000円=5マイル(0.5%) |
マイルアップ | ー | +5,500円で1,000円=10マイル加算(1%) |
付与上限 | ー | 30,000マイル(200万円利用まで) 以降は1,000=5マイル(0.5マイル) |
入会特典 | 7,500マイル | 2,000マイル |
継続特典 | 1,500マイル(300万円利用) | 500マイル(アメックスのみ) |
旅行傷害保険(死亡・後遺障害)※利用付帯 | 海外:最高1億円 国内:5,000万円 | 海外:最高3,000万円 |
ショッピング保険 | 500万円 | - |
空港ラウンジ | 〇 | - |
ラウンジキー | 〇 | - |
マイレージプラスのマイルが貯まる代わりに、Okidokiポイントや永久不滅ポイントは貯まりません。
2枚ともマイル還元率は1.5%で、違いは年会費と保険の保障金額、年間利用見込みに応じた選択、という点です。
メインならJCB、サブならセゾン、という選び方だと思います。
JCB
- ゴールドカードなので年会費は高め
- 家族カードも5,500円必要
- ショッピング保険含めて保障額が手厚い
- 空港ラウンジやラウンジキーなどが付帯する
メインカードとして、家族カードも含めて200万円以上利用する見込みがある場合は、選んでもいいカード
セゾン
- 年会費7,150円でマイル還元率1.5%
- 家族カードは発行不可
- 一般カードで保険は普通
- 200万円超の利用分からはマイル還元率が0.5%に
マイレージプラスのマイル積算用カードにして200万円までの利用を見込むサブカードにするならこちらを選択
その他クレジットカードでポイントをマイルに交換する
年会費の高ささえ許せれば、この方法が一番理想的です。
アメックスのカードで、ポイントをマイレージプラスのマイルに交換できるカードがあります。
対象のカードは「マリオットボンヴォイアメックス」です。
マリオットボンヴォイアメックス(プレミアム) | マリオットボンヴォイアメックス | |
年会費(税込み) | 49,500円 | 23,100円 |
メンバーシップ・リワード・プラス | - | - |
ポイント有効期限 | カード利用で更新(実質無期限) | |
マイル以外の使い道 | マリオットのポイント宿泊 | マリオットのポイント宿泊 |
マイル還元率 | 1.5% (60,000P=20,000マイル交換で+10,000マイルボーナス) | 1% (60,000P=20,000マイル交換で+10,000マイルボーナス) |
マリオットボンヴォイアメックスは、マリオットポイントをマイレージプラスのマイルに交換できます。
マリオットボンヴォイアメックスのカード利用によるポイント還元率は2~3%なので、それをマイルに交換した場合の還元率は、
マリオットボンヴォイアメックス:1~1.5%
になります。
プレミアムの還元率は最大1.5%と、国内のショッピング利用によるマイレージプラスのマイル還元率では高水準です。
マイル還元率だけを見れば先ほどのセゾンと同じですが、
ポイントの使い道がマイルに加えホテルにも拡大するので
という場合でも選択肢が多いので長期的にはメリットがあると考えています。(特に初心者)
先のことは不確実ですが、取り得るオプションが複数あれば貯めたポイントの価値が0になってしまうことは防げます。
年会費の割にマイル還元率が低いと感じた場合でも、
この後出てくるポイントサイトを使った貯め方と合わせるとマイルが貯まるスピードが加速します。
年会費が高額な点が最大のデメリットですが、
柔軟に交換先や使い方を選ぶことができるマリオットボンヴォイアメックスは、陸マイル初心者にとって使える選択肢ではないかと感じます。
マリオットボンヴォイアメックスの関連記事はこちらをご覧ください。
ポイントサイト経由で貯める
ポイントサイトの中には、貯めたポイントをマリオットポイントに交換できるサイトがあります。
モッピーとハピタスです。両サイトともマリオットポイントへの交換手数料は無料です。
モッピーは2023年10月から交換レートが悪化します。ハピタスも便乗して悪化するかもしれないので、
ポイントサイトで貯まるマリオットポイントは今後これまでよりは効率が悪くなっていくでしょう。
モッピー | ハピタス | |
交換比率 | 等価(1P=1マリオットポイント) ※1P=約0.77マリオットポイントへ | 等価(1P=1マリオットポイント) |
最低交換ポイント数 | 1,000P~ | 500P~ |
Marriott Bonvoy広告(※%は変動) | 3% | 4% |
マイレージプラス、マリオットポイント両方に交換できるのはモッピー、
マリオットポイントに交換できるのはハピタスです。
マイレージプラスへの交換レートは、有利なわけではありません。
マイレージプラスへの交換 | モッピー |
交換比率 | 3:1(3P=1マイル) |
最低交換ポイント数 | 1,500P~ |
マリオットボンヴォイはユナイテッド航空とパートナーシップがあり、
マリオットポイントからマイレージプラスに交換すると、60,000Pで10,000マイルのボーナスが付きます。(マイル還元率最大1.5%)
(他社は5,000マイル、マイル還元率最大1.25%)
直接交換するよりもマリオットポイントを貯めた方が有利になります。
モッピーやハピタスにはMarriott Bonvoyの公式予約ページの広告もあるので、
マリオットのホテルを予約してもらったポイントもマリオットポイントに交換できます。
マリオットポイントの還元率が上がるので、登録しておいて損はないサイトです。
特にハピタスは高い時だと7%還元、ということもあるので要チェックのサイトになります。
4%還元の場合だと、4万円のホテル宿泊で1,600Pが還元されます。
ハピタス
ハピタスは比較的高額案件が多く、利用実績も数多く蓄積しているので安心して使うことができます。
サイトレイアウトも分かりやすく、ポイントサイトが初めての人にも自信をもっておすすめできます。
ハピタスは下記紹介リンク経由で新規登録するとボーナスがもらえます。
獲得ポイント | 条件 | |
新規登録ポイント① | 10P | 会員登録時の質問回答 |
新規登録ポイント② | 300P | 新規会員登録後30日以内に掲載広告を2件以上利用し、通帳に「判定中」と記載される |
ボーナスポイント | 1,700P | 1,000P以上広告利用(9月中) |
合計最大 | 2,010P | ー |
2,000Pが追加でもらえる紹介キャンペーン中!ハピタスの登録はこちらからどうぞ!
2,000Pの獲得には、広告を利用し、ポイントを交換する必要があります。
楽天市場は判定まで時間がかかるので他の広告でクリアするのがおすすめです。
モッピー
「モッピー」は、紹介キャンペーンの条件(新規入会後、入会の翌々月末までに5,000P以上獲得)をクリアすると、
2,000ポイント追加でもらえます。
登録無料!モッピーの登録はこちらからからどうぞ!
アプリ版は、アプリをインストールした後、紹介コードを入力頂くと特典対象になります。
ユナイテッド航空「マイレージプラス」マイルの貯め方まとめ
ユナイテッド航空のマイレージプラグラム「マイレージプラス」は、
マイルの有効期限が無期限で、特典航空券の燃油サーチャージが無料、
国内線がANAよりもお得になる路線があり、ハワイ便の特典航空券でも空席が見つけやすいなど、
ANAマイルを補って余りある使い方が可能なマイレージプログラムになっています。
マイレージプラスの登録は無料、日本語対応のページから簡単に登録申請ができます。
主なマイルの貯め方は5つです。
- フライトで貯める
- フライト以外で貯める
- 提携クレジットカードで貯める
- アメックスのクレジットカードで貯める
- ポイントサイトで貯める
年会費の高さはあるものの、一番理想なのは「マリオットボンヴォイアメックス」でマリオットポイントを貯める方法です。
ポイント有効期限が実質無期限
マイレージプラスのマイル以外の使い道も柔軟
JCB、セゾンの提携カードも年会費を抑えつつ、1.5%というマイル還元率も両立できるので候補になりますが、
マイル以外の使い道がない
マイレージプラス改悪時の選択肢が限られる
というデメリットがあります。
ポイントサイトのポイントをマリオットポイントに交換する方法も使うと、
マリオットボンヴォイアメックスの還元率を上げることができます。
モッピーやハピタスには忘れずに登録し、
マリオットボンヴォイアメックスでマリオットポイントを無期限で貯めるのがマイレージプラスを貯める一番いい方法と本サイトは考えています。
まとめ
- ユナイテッド航空マイレージプラスはハワイなどの人気路線でも特典航空券がある
- 燃油サーチャージが無料、マイルの有効期限なし
- ただし必要マイルが多くなる
- 国内路線ではANAより必要マイルが少ない
- マイレージプラスのマイルを貯める方法は5つ
①フライトで貯める
②フライト以外で貯める(ショッピング、ホテルなど)
➂提携クレジットカードで貯める
④アメックスのクレジットカードで貯める
⑤ポイントサイトで貯める
<マイレージプラス陸マイルの貯め方(理想)>
- マリオットボンヴォイプレミアム + ポイントサイト の併用
- 年会費は高いが、マイル還元率1.5%+αでマイルを貯められる
<マイレージプラス陸マイルの貯め方(その他)>
- JCBかセゾンの提携カードを発行 + ポイントサイト の併用
- 年会費を抑えて1.5%のマイル還元率で貯まるが、マイル以外の使い道が限られ、特に改悪時は策なしの懸念も
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